ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.52 2024/3/18〜2024/3/24

1 グループ魂 scrobble 26 曲
2 おとぎ話 18 曲
3 Propellerheads 16 曲
4 Mdou Moctar 15 曲
5 人間椅子 13 曲
6 White Shoes & The Couples Company 12 曲
7 Jamiroquai 8 曲
8 吉澤嘉代子 6 曲
9 布袋寅泰 6 曲
10 離婚伝説 5 曲

3/18(月)

上司が休暇中のため、海外案件のMTGに同席してくれないかと依頼され出社。結果、海外の人がドタキャンしたので出社する必要なかった。そもそも自分が出席する意味が皆無なMTGなので、モヤモヤしていた。時間が空いたので、連休に入る前の整理をしつつ、日記をまとめた。

退勤して人間椅子を聞きながら帰宅、たしかキーマカレーを作ったような、作ってないような。

3/19(火)

前日のMTGがこの日にずれ込み、急遽出社。海外の人たちと職場近くのカフェで談笑した。そもそも話題が自分の仕事の領域ではなかったので口をはさめず、朗らかに相槌を打つマシーンと化していた。英語を久し振りに使いたかったが、やはり慣らさないとだめだなあ。一緒にいた同期は錆びついていなくて、努力してるなあ、と感心した。

夕方、4月からの大きな組織改編の説明があった。自分は特に影響は無かったが、良くしてくれた上司がひとりだけ異動になり、最近の動向から推察するに左遷だなあ、としみじみ。別に好きではなかったが。中間管理職の最たる例というか、この1年この上司のことを見てきて、自分はこういうポジションに就きたくないなあ、と決意が固まった感じがする。

連休前の片づけが終わらず、自宅近くの劇場で「裁かるるジャンヌ」を見逃した。本当に痛い。恋人が同じタイミングで配信で観ており、めっちゃ良かった、とのこと。

おとぎ話とグループ魂をたくさん聞いた。「職務質問」が最高。

3/20(水)

祝日。久々に映画を3本観た日。まずは「悪なき殺人」。「12日の殺人」の前の作品で中々配信で観られる機会もなかったので、特別上映してくれて助かった。人物の視点が切り替わる「羅生門」スタイルで、またかという感じ。しかしこのスタイルはたいてい面白くなるし、本作はミステリーやサスペンスの要素もしっかり固まっていたので、見応えばっちりだった。「羅生門」もはやく観たいんだが。。

10分程度のインターバルの中急いで次の劇場に走り込み、「52ヘルツのクジラたち」を鑑賞。おそらく、今年ワーストの作品。この映画を酷評することはたやすいのだけど、それをしたところで誰のためにも、自分のためにもならないし、記憶・記録にわざわざ残しておく意味も感じられないので、そのまま捨て置いておくことにする。

ただ、事前に公開されていた鼎談記事が気になっており、それは斜め読みしておいた。とてもいい視点から意見交換がなされており、このクオリティの意識を持てているスタッフと主演女優がいるのに、なぜあんな作品になってしまったのか。本当にスタッフが気の毒でならない気持ちに。一方で、もし鼎談に参加した人たちも含めてあの仕上がりで満足しているとすると、それはそれで邦画の未来が真っ暗すぎてヤバイですよ。

新宿から渋谷に移動し、仕事終わりの恋人と合流した。喫茶店に入って、これからのことが自然と話題にあがった。諦めきれない自分の目標を追いかけてみること、恋人も新しい仕事に就くべく動きたいということ、それをすり合わせ、今みたいにフットワークが軽い状態で会えなくなっても、お互いがお互いの意志のつよさに惹かれたことを再確認し、大丈夫でしょうと総括した。

その後渋谷の兆楽で腹ごしらえを済ませ、「π」を観に行った。ダーレン・アロノフスキー作品はこれでたいてい網羅できた。物語は支離滅裂というか、あまりにも理解の範疇を超えているので、話が面白かったとは言えない。ただ、「なんか盛り上がってる」ように見えるシーンでビッグビートのBGMが鳴り響いたり、疾走感あふれる人物の動きが見えたり、実態が伴わなくてもガワだけ用意されていれば映画として楽しめるのかもしれない、というフォーマットを感じられる映画だったか?

鑑賞後、お互いポカーンとした状態を何とか言語化しようと努めながらツカツカ帰った。

吉澤嘉代子の新曲に「魔法はまだ」が収録されていたのが嬉しかった。離婚伝説はいつの間にこんなに人気になったのかよくわからないが、何となくよそよそしくて最大公約数的なアルバムだな、と斜に構えてしまった。

「π」の感じが「マトリックス」に似ていたので、プロペラヘッズを久し振りに聞いた。めっちゃしっくり来て、翌日もしばらく聞いていた。

3/21(木)

連休一日目。午前中は普通に仕事したり掃除したりして、午後から目黒シネマにて「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を鑑賞。めっちゃ良かった。かっこいい演出や小ネタが散らばっていて、中でも永作博美の演技力に脱帽した。彼女がこの映画を支えていたといってもなんら過言ではない。久し振りに邦画で★5!って感じだ・・。

映画館にゆっきゅんというタレント?映画評論家?がいたらしく、恋人に教えてもらった。たしかに映画のトークショーに出席するお知らせをよく見かけるわ。映画評論の人たちを追いかけたことが無かったが、ちょっと気にしてみようかな。

その後いい感じの中華料理屋に入り夕食を済ませ、帰宅。

White Shoes & The Couples Companyを見つけた。めっちゃいい。

3/22(金)

午前中は仕事した。上司に時間を合わせてもらい、面倒案件の打ち合わせをした。休みなのに~~。と思いつつ、前の部署で仕事とプライベートの区別を付けないことに慣れすぎた結果である。適量なら気にならない。

午後イチから池袋で「デューン 砂の惑星part2」を観た。Dolby環境は初めてだったので最初はその過剰な音圧にやや困惑したが、慣れたころから物語の深みもグンと増し、結果的に大満足の166分になった。今年ベストの1本になることは間違いない。超大観のSF作品であると同時に、商業的なあざとさもあまり多くなくて、プロの英知が凝縮された作品だ。バッチバチに決まって、しばらく頭がもわ~んと心がDUNEに取り残されているような感覚。モノクロのシーンは全てがかっこよくて涙が出た。

すこし喫茶店で時間をつぶし、三茶に移動して元同僚と飲んだ。直近の人事異動や知っている人たちの最近の動向を聞き、自分が在籍していたころの悪しき習慣が何も変わっていないことが面白かった。働きやすさを豪語する会社全体の動きは評価するが、前部署は伏魔殿的にクソ上司やクソ巨匠が息巻いているので、ガワが変わっても中身は変わらないよなあ、と対岸の火事の気持ちでケタケタ笑いながら聞いていた。本当に異動してよかった。

遅れてきたもうひとりが合流したタイミングで恋人ができたことを報告した。コイバナ大好きなお姉さんたちに色々聞かれたが、良い関係性もあるし不快な気持ちにはならなくてよかった。かなりの頻度で会っていると言った際に「やっぱり前の人はそんな好きじゃなかったんじゃん」と指摘されてしまった。まあ、そういうことだったんでしょうね。早めに切り上げるつもりが、楽しくて終電近くまで伸びてしまった。

グループ魂ジャミロクワイ、あとDUNEの砂漠関連でMdou Moctarを全部聞いた。

3/23(土)

午前中はゆっくり過ごし、午後から恋人の家に遊びに行った。チーズケーキを作ってくれていた。作り方も簡単らしく、お店で食べる必要ないな。美味しすぎて2日で1ホール食べきった。

夕方から西荻窪にチャリで移動した。最高の古着屋さんを紹介してくれて、そこで三着購入。あ〜んお金がない。でもどんどん好きな格好ができるようになっていく。

その後、2軒回って酒と食事。あまり飲めない身体なのが惜しい。恋人は酒豪らしく、顔色ひとつ変えず飲み続けていた。強すぎて飲んだ感覚になるまでかなりの量と時間が必要で、逆に飲まないらしい。その姿が気になる。飲み終わってからカラオケに行き、1時間全力で歌ってヘトヘトになった。楽しかったなあ!遅くならないくらいに帰宅して、冷えたチーズケーキを食べてのんびり。こじんまりとした規模の移動量とアクティビティで最大を楽しんだ。終わりかけで血の量も落ち着いているからと半分せがまれる感じで縺れ込むも、拭いても拭いても血が落ちずちょっとグロッキーになってしまった。こういうときは出来そうでも我慢しようと合意。

3/24(日)

あまりすっきり起きられなかった。生地から手作りのタコスで朝食を済ませた。個人的には美味しかったのだが、生地の出来栄えが不満だったらしい。ちょっとのんびりして4月公開の新作を試写した。前評判通り素晴らしい作品だった。あまり恋愛映画は観ないのだけど、ハイコンテクストな大人向け作品で、かつアート色もほとんどなく淡々としていたので、シンプルな感情表現がじんわりと心に染みてくる傑作だ。

続けて「ギルバート・グレイプ」も一緒に鑑賞。疲れてたのか大事なシーンで寝ちゃっていたらしい。ラストシーンの急展開も個人的にはしっくり来ず、あまり気持ちのいい作品ではなかった。兄弟の和解で終われば綺麗なのだけど、あくまでギルバートという人間にフォーカスした作品であることは間違いないので、アメリカの片田舎と家族の呪縛からの脱却という、ゼロ年代アメリカ映画あるあるだったんだ、という解釈に落ち着いた。それにしてもトレーラー族って、アメリカ映画の要素なかでも入り込めないノイズのひとつだよね。その暮らしぶりや価値観は、ただ想像するしかない。

エビとナスと春野菜の和風パスタを作ってくれた。焼きそばみたいな絶妙なパスタ、美味しかった。チーズケーキと合わせてせかせかと食べ尽くした。

食後の喫煙中になにげなく同棲の話をした。いつということではなく、そもそも興味あるか?という質問にとても前向きに乗っかってくれて嬉しかった。世間的には早いのかもしれないが、ふたりのペースとしては急くことも無理をすることもしていない、と確認できたので、近々で実現に向けて動き出そうとおもう。

21時ごろ帰宅。小腹が空いてスナックを一袋食べてしまって後悔。23時ごろ就寝。

音楽と週報 vol.51 2024/3/11〜2024/3/17

1 人間椅子 scrobble 35 曲
2 Complex 14 曲
3 BEAT CRUSADERS 12 曲
4 AJICO 8 曲
5 TRF 7 曲
6 大塚愛 6 曲
7 Gezan 5 曲
8 餓鬼レンジャー 4 曲
9 Eriko Hashimoto 3 曲
10 Polta 3 曲

 

 

3/11(月)

出勤。

オスカーの授賞式を職場の人たちと一緒に観た。おおむね予想通りというか、『オッペンハイマー』を観てない状態だったので一喜一憂にも身が入らない。女優賞エマ・ストーンはちょっと予想外だったなあ。職場の人とはリリー・グラッドストーンだよねえ~なんて話ながらだったんので、意外だ。それと、直近で『アメリカン・フィクション』を観たけど、あれってそんなに賞レース向きだったんだ、という驚きもちょっとあった。『バービー』が主題歌賞のみの受賞というのも個人的には嬉しかった。そういえばエマ・ストーンの振る舞いが差別的だったという指摘で盛り上がっていたな。自分はリアルタイムで観ていて全く気付かなかったけど、たしかにそう捉えられても仕方ないようにみえた。でも自分はそう思わなかったからどうでもいいや、と思ってスルー。RDJに至ってはそのシーンを全く見ていないので同様に完全に無視。午前中はアカデミー賞を観ながらわいわい仕事して楽しかった。

午後から来客があり、涼しげに対応した。そのほかの仕事は覚えてない。

帰宅しながらCOMPLEXを聞いた。「BE MY BABY」のイントロ、発想ヤバすぎる。

帰宅してペンネとトマトをごった煮にした。おいしかったが、絶妙に不健康だ。

仕事中に3月末公開の新作を試写した。これは好きな作品。フェミニズムを扱う作品でありながら、さっぱりとしたユーモアが好印象だ。「キャロル」も追ってみることになるが、同じ温度感だ。

3/12(火)

在宅。仕事が暇だったので『ファンタスティック・プラネット』『ファニーゲーム』を勤務中の合間に観た。『ファニーゲーム』、あんまり認めないように斜に構えていたけど、いま思い返せばふつうに面白い作品だったな。

夜、『フレンチアルプスでおきたこと』を鑑賞。『逆転のトライアングル』を観てからずっと気になっていた監督過去作品を遅ればせながら。いや~~、最高か。リューベン・オストルンド監督に一目ぼれですよこれは。画も脚本も本当に最高。『ザ・スクエア』もはやく観たいが、この監督の作品は本腰を入れて観たいので、集中できる150分を探しあぐねている。

3/13(水)

出社。AJICOの新しいアルバムが良かった。『あったかいね』が好き。グソクムズの新曲はどこかよそよそしかった。

仕事は覚えてない。

サービスデーで時間もちょうどよかったので『ゴールドボーイ』を観た。ハマらず。信じられないくらいあか抜けない演出に、ピンボケのセリフと演技。中国ノワールがそのまま令和に来てしまった感じ。高評価の理由のひとつと予想できる、ミステリーとしてのクオリティは高かったと思う。プロットは良く練られているとおもうが、それもかなり入門的というか、普段映画を観ないひとに歯ごたえを提供するのが関の山と感じる。深い味はしない。岡田将生が良い演技をするなあ、と感心した。

あとは何もない。となりに座っていた方がずっと鼻水・咳にまみれていて、本当に不快だった。顎マスクをエンドロールに入ってから着用するその無神経っぷりに呆れる。そして流れた主題歌の倖田來未の楽曲に不快感を抑えきれなくなり、劇場で観た映画ではじめて、本編終了前に席を立った。エンドロール後に続編が発表されたらしいが、絶対に観に行かないと思う。そんな悪い作品だとは思わなかったから、色々と嚙み合わなかっただけなのかもしれない。

3/14(木)

出社。GEZANなどを聞いて出勤。GEZAN、『DNA』はとっても好きなんだけど、それ以外はかなりエッジーだな・・。まだ数曲しか知らないのでまた聞こう。

仕事は覚えてない。書き溜めた日記を仕上げた。

夜『π』を観に行こうと思っていたが、先に恋人から『螺旋銀河』をこれから観ると連絡があり、とってもうらやましい気持ちに。自分も見たい・・・。結局、翌日から休暇に入る上司案件の飛び火を浴びる形で、未必のトラブルシューティングを済ませる。そのおかげで退勤が遅れた。人間椅子を聞いて帰宅。

3/15(金)

在宅。まずは人間椅子を聞きながら仕事した。

昼過ぎにすこし落ち着いたので、スーパーまで買い出しをした。カボチャを使用したお菓子を2種、ホワイトデーということで仕事の合間に作った。プリンがめちゃくちゃおいしそうに焼き上がったのだけど生クリームを入れ忘れたことに気づいてがっかりした。てんやわんやであっという間に定時になり退勤、そのまま恋人の家に向かった。

ロールキャベツを作ってくれていた。おいしかったなあ。カボチャのお菓子は見た目以上にボリューミーで、はちきれそうになるくらい満腹だった。翌日の予定を話し合って就寝。

3/16(土)

起きたら恋人がホッケを焼いていた。焼き魚イイナ、と思っていたところ、出来上がったのは暖かい冷や汁(名前なに?)め~~~~ちゃくちゃ美味しかった。
昼から渋谷に向かいピーター・グリーナウェイ特集を2本鑑賞。そのうちの1本は10年前に鑑賞済だったことを思いだしたが、その当時と同じく、今回も大半を寝落ちしてしまった。2本めはとっても良かった。

寒くて疲れていたので、飲み屋に行く予定をきりあげて帰宅。余った食材でドリアを作ってくれた。お互いに料理をもてなしあう関係、良い。

3/17(日)

前日のドリアが朝ごはん。ちょっと散歩して近所の喫茶店で昼食、一服しながら映画などの話をした。恋人は夕方から予定があったので、ちょっと昼寝して夕方に解散。疲れていたし中華料理の脂っこさが食べたすぎて、自宅近くの町中華で夕食を済ました

夜、『キャロル』を観た。思ったよりもさっぱりした作品で見やすかったなあ。重厚なヒューマンドラマで、女性同士という要素が重くのしかかってくると身構えていたのだけど、ふたを開けてみればあっさりめだった。瑞々しい恋愛模様が愛に変容していくさまを上手に描いていて、中でもギヴ&テイクの概念にキャッチ&リリースが加わったような、すべての恋愛への示唆に富む裾野の広い作品だったな。ルーニー・マーラになりたい。

疲れを感じていたので、いただいたシラヌヒを1つまるごと平らげて倒れるように就寝。

音楽と週報 vol.50 2024/3/4〜2024/3/10

1 緩緩 Huan Huan scrobble 30 曲
2 The Orlons 28 曲
3 CHAI 20 曲
4 エルビス・プレスリー 19 曲
5 人間椅子 14 曲
6 サバシスター 12 曲
7 Eriko Hashimoto 10 曲
8 SAKANAMON 9 曲
9 Cory Henry 8 曲
10 平山みき 7 曲

 

3/4(月)
4:30に起きて見送り、戻って二度寝、起きて出社、仕事は覚えてない。前日の自炊の残りでシュウマイを作った。蒸し器が無かったが、レタスを鍋に敷いてなんちゃって蒸し器に。ぎちぎちに詰めたのが若干の反省だったけど、ふつうにめちゃくちゃおいしくて蒸し器要らないじゃん、と思った。
仕事中に4月公開の新作を観た。有名監督作で、これまでの作品の中でもかなり好みの方でした。
さほど日中の眠気もなく、スピード感のある1日だった。人間椅子の中であまり聞いていなかった最新作「色即是空」を聞いた。ライブが楽しみだ、いけますように。
3/5(火)
朝一でフィルムの現像をし、少し遅めの出社。寒かった。前日に観た映画で印象的だったThe Orlonsを聞いて出勤。名古屋から挨拶に来てくれた取引先とのMTGがあった。お土産にもらったゆかりがおいしかった。
この週、「すべての夜を思い出す」を観たいとおもい、色々時間を調べていた。おのずと監督の経歴などを調べるにあたり、ユーロスペースが上映予定の作品の性暴力関係のいざこざにたどり着いた。告発した女性が逆に書類送検をされていて、事実関係が把握できないのに上映を取りやめたユーロの早計な決断が紛糾されていた。清原監督はその決断を当然支持していたが、ユーロはことなかれ主義すぎるし、清原監督は逸りすぎだ。でも、映画業界からハラスメントを抹消したいという思いには全力で賛同したいし、その第一歩として多少ラディカルでも一切の加担を許さない、という気持ちがユーロに少しでもあるのなら、それは支持したいとも思う。
火中の役者?監督?をこの件ではじめて知って、"クロっぽそう"と思ってしまった。う~んごめんなさい。園子温のシンパなら"クロっぽそう"だが、正当な判断はできないので、突き上げた拳をゆるりと下げる。とにかく「すべての夜を思い出す」は上映期間中に観たいが、もっとカジュアルに楽しみたかった。この映画をユーロで鑑賞することは、不透明なムーブメントに参加することと同義になりそうで、誰が気にするでもないし自分自身でもどうでもいいのだけど、ちょっと嫌だなあ、と思っている。
そんなことを思っていたところオモコロチャンネルでToLoveるの朗読をやっており、爆笑した。どうでもよくなった。
3/6(水)
出社。ドミコの新曲は毎回かっこいい。毎回異なる表情で楽しい。ほかにもodol、ベランダの新曲があって嬉しかった。仕事はちょっと暇だった。翌々週公開の新作を試写した。この日はCHAIのライブがあったので、帰りにひととおり聞いた。なんかヘンになる前にすっきり解散しようとする心意気、かっこいいいと思う。
帰宅して鮭のホイル焼きを作る。アルミホイルに皮がくっつかない作り方を教えてください。
3/7(木)
出社。ピースメイカーのプレイリストで出勤。お昼に取引先から接待ランチを受ける。おいしかった~。上司が場をつないでくれて助かった。営業するのはもちろん苦手なのだが、「あ~、いま営業されてるな~」と思うのもいちいち疲れる。ちゃんとした営業さんは懇切丁寧な方か、ざっくばらんな方かの二極になると思うんだけど、圧倒的に後者の方が好きだな。料理はめちゃくちゃおいしかったが、お皿の余白が気になりすぎた。
夜、退勤して恋人と会った。喫茶店でオムライスを食べ、ただただしゃべって帰った。こういう会が定期的にほしい。
3/8(金)
出社。この週は久しぶりにすべて出社の日だったので、さすがに疲れたな。仕事は覚えてないがちょっと暇だったので溜まっていた日記を書いた。夜、「ボーはおそれいている」を鑑賞。試写に引き続き二度目。ありがとうムビチケをくれた人。これは二度見た方がいいな。初見でロジカルな感想をこさえるのは難しすぎる。二度目でも驚くほど鮮度が保たれていて、さらに前回のぐずついた足跡を踏み直すような不快感もまた新しくて嫌だった。まずはすべての感覚をゆだねて前のめりにライドオン、二回目は頭をフル回転させてふんぞり返り、って感じだ。一緒に観た恋人の感想や考察が相変わらず鋭く、膝を打った。その感性がうらやましい。
そのまま一緒に帰宅し、余った食材でチャーハンを作って食べ、夜更かししないで寝た。
3/9(土)
朝ごはんを作ってあげた。我ながらおいしかった。映画「プリシラ」の話のついでに、朝からプレスリーの曲をたくさん紹介してもらった。お昼前から散歩に出かけ、最寄りの沿線沿いをぐるぐると歩き、チェックしていた古着屋などを巡った。お互いに良いものに出会えた。自分は商店街のワークマン的なお店で作務衣のセットアップを、彼女はリサイクルショップでハイブランドのスカートを。掘り出し物に価値を見出す楽しさ、すごい!
途中立ち寄った古着屋さんの店員がめちゃくちゃにかっこよく、恋人と談笑していたその姿を見て(こんな男性になりたい・・)と思った。劣等感のめばえを感じたのが面白く、新鮮すぎて店を出て恋人にやんわりと報告してみた。ちなみ「嫉妬心」はあまりしっくりこないけど、まだ拾えていないのか認めたくないのかわからないが、自分のすぐ足元にその気持ちは転がっていそう。

自宅の近くのカレー屋さんで遅めの昼食。おいしかった。
眠かったので、帰宅してちょっと寝た。起きたら19時くらいで、またまた新作の映画を試写した。ビビッドで鮮烈な映像体験と、哲学×SFの濃厚なストーリーラインが合わさったような映画。かなり満腹感を味わえる味の濃い作品だった。今年公開新作の中でも結構好きな方かもしれない。

海鮮たまごスープとうどんを作って食べ、恋人の翌日の早朝勤務に備えて就寝。

3/10(日)
一緒に早起き、駅まで送るのが習慣化すると疲れた時に大変になるという合意の元玄関まで見送り。すぐさま二度寝、お昼前に起きた。新譜の発表がされた橋本えっちゃんとサバシスターの新しいアルバムを聴きながらちょっと掃除をして、午後イチで戻ってくる恋人のためにお昼ご飯の用意。前日にダイエットと健康食事のあり方を説いてくれたので、ブリの照り焼きとささみの春雨サラダをこしらえる。わらっちゃうくらいおいしくてびっくりした。自分、料理上手い。よろこんでくれてよかった。
またちょっと昼寝して起きて近所のケーキ屋でモンブランを買った。夕方「ピッグ/PIG」を観た。どこが"リベンジ・スリラー"なんだよ。リベンジでもスリラーでもないよ。アレックス・ウルフは良い役者だよね。面白くなくはないけど、面白くもない。

恋人が「ヴォルテックス」をみたいと言っているのを思い出して、何の気なしに「CLIMAX」を流した。個人的には冒頭のダンスと途中のスタッフクレジットだけ観たいな~と思っていたのだけど、中途半端な紹介で怪作を見せてしまい反省している。暴力・ドラッグ・性描写のオンパレードを経てグロッキーになっていた。ほんとうにごめん。夜、駅まで見送って解散。絶妙にお腹が空いていたので残り物でチャーハンを作って食べて寝た。

音楽と週報 vol.49 2024/2/24〜2024/3/3

1 少年少女合唱団みずうみ scrobble 25 曲
2 ズボンズ 23 曲
3 Cory Henry 21 曲
4 おとぎ話 21 曲
5 ZAZEN BOYS 15 曲
6 柴田聡子 14 曲
7 放課後ティータイム 14 曲
8 人間椅子 13 曲
9 Caravan Palace 12 曲
10 Mdou Moctar 9 曲
11 Pianica Maeda & Mumbia Y Sus Candelosos 8 曲
12 犬式 6 曲
13 長岡亮介 6 曲

日記を書く時間がなさすぎて仕事中に書いてる。日ごとに記録しているわけではないのでほとんど記憶に残っていないことが多く、観た映画とか良かった音楽とか、ビッグイベントについて抜粋して残しておきたい。簡易版です。

 

2/24(土)

午前中に何をしていたか覚えてない。お昼過ぎに実家に日帰りへ向かった。姉が九州から久しぶりに甥っ子を連れて帰省しており、両親もそろっていたので楽しみにしていたイベントだった。しかし前日だかに親戚が大所帯で集う会ということが判明し、一気にゲンナリした。親戚の集いが苦手。実家に到着してみるといつの間にか2人目を身ごもっていた従妹とその両親、従妹の一人目の男の子しかいなかった。良かった~。ひとつ年上のいとこの尖りに尖って才能が爆発した10代を知っているので、所帯じみた30歳のママになっていて、結婚・出産というレールの上に一度乗って走ってしまえば、それはそれで無個性な乗客のひとりにならざるを得ないのか、そうなれば終点まで安泰なのか、などと考えた。

自分のおいっこにも1年ぶりくらいに会った。名前を憶えてくれたし、かなり懐いてくれていたようでうれしかった。しかし2歳児の恐るべきパワーというか、余りある体力には全くついていけない。2歳児の腕力でもできる物理的な単純労働を任せたらかなりの労働力になる。。ミニカーと架空の道路交通整備ごっこをしていた。姉が憔悴しきっていたので交代して看ていたが、世の中の母はすごいと思いつつも、ちょっとでも姉がぞんざいな態度で甥っ子に接しているのを見ると、日常生活と心身がぐちゃぐちゃになってもなお子育ての価値ってそれを上回るのか・・?と懐疑的な気持ちになった。最悪な表現をすると、リスクリターンがかみ合ってなさそうって思っちゃう。久し振りに会った叔父さんはかなり老けていた。父親と3人で話しているとき、岩雲にいい人紹介してやってくださいよ~~~、という話をされた。もう慣れてきたが。

友人たちとテニスする予定のことも話したら、いとこ家族にグイグイ誘われて面倒だった。スクールに通え、道具はこれらを買え、絶対に続けろ、一緒にやるぞ、とまくしたてられ、挙句にはずっと映画見てるなんて良くないよ!と言われた。かなりインテリジェントで上流階級な母方の親戚、完全にマインドが昭和のハイソサエティ一家なんだよな。合わない。父方のほうの、東京の下町感覚でくだらないことをくっちゃべってるだけの親戚の集まりの方が好きだったなあ。

夕方には早々に親戚一家はかえっていったので、甥っ子と遊んで夜は料理を手伝いつつ、おいしいお肉を食べた。おいしかった。父親が自宅まで車で送ってくれた。ちょっと家に上げてくつろいでもらったとき、「スゴうす」の箱を出しっぱなしにしていたのを見られた。

 

2/25(日)
お昼から友人たちとテニスをする予定があったが、豪雨のため断念。吉祥寺に集合してボーリングをした。数年に1度のペースでボーリングしているけど、今回は最高148、5ゲーム平均119だった。結構よくない?この後数日間筋肉痛になった。
夕方から鳥貴族で飲み会。話していること30歳の話題になってきたが、ボーリングして鳥貴族で飲んでと、やってることは大学生から変わってない。こういうのでいい。
解散後に男性陣ですこし残ってコーヒーを飲みながら二次会をした。プロポーズと婚約、結婚式の話で盛り上がった。有名商社役員の娘と付き合っている友人の金銭感覚の話が面白かった。自分も恋人ができた旨を報告するも、お互いがお互いの恋愛に興味を持たない間柄なので、軽く流された。
帰宅して翌日が誕生日の恋人に、日付が変わったと同時に連絡した。彼女の早朝の出勤時間に合わせようと思ったのだが、送ってしまった。ちょうど実家からお母さまが遊びに来ているタイミングで、ちょっと電話をしたときに代わってくれた。すでに母娘間であだなをこさえられていて、軽妙な関西弁で会話が弾んでオモロだった。自然に話したけど、いま恋人のお母さまと電話してたんか・・とおののきながら就寝。
Cory Henryの新しいフルアルバムが素晴らしかった。これだよこれこれ、最新で今まで通りのコンテンポラリーゴスペル。アップテンポな曲が多くてノリノリだ。


2/26(月)
出社。仕事中に映画を1本見た。犬式人間椅子。帰宅して実家でもらったかた焼きそばを食べるなり。


2/27(火)
在宅。お昼はまたかた焼きそば。Pianica Maeda & Mumbia Y Sus Candelososを聞いて仕事。夕方早退して恋人と「ナイト・オン・ザ・プラネット」を観に行った。ジム・ジャームッシュは「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」が微妙すぎたのでそれ以降何も見ていなかった。オムニバス形式なのでテンポがよく、平日の夜にぴったりだった。
その後は時間が微妙だったのでマクドナルドで適当にジャンクご飯。そういえばお付き合いして1か月だ、という話をして、角ばらない付き合い方を象徴したような夕ご飯だった。めちゃくちゃ寒かった。


2/28(水)
出社。柴田聡子の新盤が世界を明るくしていた。しんしんと降る雪のようなアルバム。「ぼちぼち銀河」とは真逆で、幾何学的で入り組んだ電子回路のような曲が多いのだけど、ひとたび彼女の詩に傾聴すると安心する。いつも通りだな~、と。本当にかっこいいミュージシャンだ。地味にLAGHEADSとキリンジのコラボ曲もめっちゃ良かった。長岡亮介のアルバムは、やはりアコギの印象を超えてこなかった・・。
花粉症がやばかった日。初めて"発症"を自覚した日。本当に気持ち悪かった。
恋人がZAZEN BOYZのライブに行くという日だったので、今年のアルバムをもう一度一周した。ディスカウンテッド・・・ビア~~~~~


2/29(木)
在宅。「少年少女合唱団みずうみ」の発見に心が震えた。おとぎ話をたくさん聞いた。
退勤して「アメリカン・フィクション」を観た。こういう映画を見て「考えさせられる」という気持ちになれないことが多い。ジェンダー、人種、あらゆるマイノリティの在り方について考えて時間を費やした学生時代のことのおかげではあるのだけど、まさか新作エンタメの鮮度が鈍るとは思ってもみなかった。ジェフリー・ライトが”みんなの黒人”を演じてオラオラしていたのはめちゃくちゃに滑稽でおもしろかった。言葉遣いやアクセントも楽しみたかったので英語字幕で観た。アカデミー賞の作品賞に届くほどのパワーや勢いがあるかと言われれば、NOかな・・


3/1(金)
在宅。朝一で耳鼻科にいって花粉症の薬を処方してもらった。めっちゃ楽になった。適当に仕事して適当に早退し、恋人の家まで遊びに行った。道中聞いたCaravan Palaceの新盤、良かった。
おいしい牛肉、じゃがいものガレット、じゃがいもと玉ねぎとパセリのサラダ、謎の日本酒。二人の手作りはどれもおいしかった。食後は恋人が焼いてくれたパイ生地のケーキを食べた。食べ進めると中にちっちゃい陶器の人形が入っていて、フランスの伝統料理だと教えてくれた。なんて素敵な・・
プレゼント交換をした。喜んでくれてよかった。自分がもらったものも、"実用的ではないけど楽しい部門" "部屋に置きたい部門"どちらもノミネートできる代物だ。たのしい夜を過ごし、12時くらいに就寝。


3/2(土)
他人のベッドにも関わらずめっちゃくちゃに熟睡して7時前にふたりで希少。前日のケーキの残りと紅茶をいただいた。優雅・・。恋人がギターを教えてくれて、数曲弾き語ってくれた。カネコアヤノを弾き語っていた。「瞳をとじて」の劇中歌「MY RIFLE,MY PONY AND ME」の3コードを教えてくれた。C、G、あとなんだっけ?
お昼ごろまでうだうだし、近所のデカ公園にお出かけした。恋人の服を試着した。驚くべきファッションセンス。ふたりでおしゃれをしに出掛け、公園で三脚を立ててふたりの写真を撮った。いい写真だわあ。おにぎりを作って持参し、ボートの上で食べた。寒かったので、公園を一周して鍋の具材を買って帰った。帰宅して鍋を食べた。マロニーの代わりにフォーを入れた。フォー鍋、めちゃくちゃおいしくてウケた。
見てなかった「シェイプ・オブ・ウォーター」を一緒に見てくれた。恋人は4回目だったらしい。寓話的で神話的、さらにはポリコレ的ではあるのだけど、押しなべて全生物に共通する超自然的な概念としての愛とコミュニケーションの話で、良かった。


3/3(日)
朝早く起き、徒歩3分くらいにあるロイホでモーニングをした。これねえ、めっちゃ良かった。庶民的なのと贅沢が絶妙なバランスで、ひとつの体験として最高だ。だらだらとお昼ごろまで長居してしまった。
家に戻り、今度は僕の最寄り駅で予定していた夜の映画&ミニライブまで暇をつぶすことに。いつ出発しようかうだうだ考えながら一緒に過ごした。昼下がりの絶妙な温度と"完全な平和"の時間のおかげで、何時間も身体を寄せてのんびりしていた。自分は思考が蕩けきってしまっていたが、"別にしなくてもこうしているだけで良い"という発見があった。愛されてるって感じがする、という相手の発言が、これまでの自分の人生を浄化した感覚を得た。
夕方になってようやく動く気になり、移動した。夕ご飯を一緒に作った。ピーマンの肉詰めとポテトサラダ。わが自炊史の中でも最もおいしかったかもしれない。バタバタと近くの映画館に滑り込み、とある音楽映画⇒ミニライブに参加。めっちゃ楽しかった~。各公式アカウントの現場の様子に映っていて恥ずかしかった。
ライブ後余韻に浸っていた恋人が、そのままうちに泊まりに来てくれた。翌日は4:30に一緒に起きた。

 

音楽と週報 vol.48 2024/2/18〜2024/2/23

1 Mdou Moctar 30 scrobbles
2 民謡クルセイダーズ 28
3 ズボンズ 15
4 South Penguin 12
5 放課後ティータイム 12
6 Cho Co Pa Co Cho Co Quin Quin 11
7 正歌 10
8 SUPER BUTTER DOG 9
9 Yin Yin 7
10 小沢健二 6
11 柴田聡子 6

ラインナップが謎すぎる、Mdou Moctorのエキゾチックに触発されて民謡クルセイダーズ、それと中国の爆笑ギターロックにはまった週。

2/18(日)

前日に解散し、この日はお昼から仕事終わりの恋人と合流して庭園美術館へ。暖かくてあの庭園でのんびりしていた時間は良かった。眠かったけど。併設されている自然教育園にも足を運んでみた。目黒のど真ん中に広大な森が広がっていて、ビルのひとつも見えないくらい深々としていたのが良かった。都内の指折りのお気に入りスポットになったかも。泊まりですることを済ませたからもう用済みって思われてるかもしれないのが怖かったと吐露されて、人間にそんな考え方があることすら思い至らなかったんだが・・と思った。

夕方からいい感じの喫茶店に入って休憩した。あの喫茶店はいいな。目黒シネマで映画を見るときは活用したい。

夜の回から目黒シネマで「8 1/2」を鑑賞。面白いかどうかはさておいて、おそらく映画界でのオールタイムベストというか、ド級の名作っていう認識だったから劇場で見ることができて嬉しかった。とはいえ、怪奇なストーリーと連日のラッシュがあいまって前半はちょっと寝てしまった。それでもラストの壮観は脳裏に焼き付いているし、今後の映画体験においてこの映画を見たということはかなり重宝しそうだ。いい映画をみられて満足した。

お互い疲れていたので映画の後はすっきりと解散。スマブラGENESISをあまり見られなかったのがちょっと残念だった。

2/19(月)

出社。民謡クルセイダーズを聞いたことがなかったのでなんとなく聞いてみたらドンズバにかっこよくてアルバムを一周して出勤。めちゃくちゃにかっこいいな。ダメダメな取引先とのやりとりが破滅的で、ついに自分が向き合っている別部署の担当から怒られた。自分ものんびりしすぎていたという責任がありつつ、橋渡し役としての限界を感じて勘弁してくださいの気持ちだった。この週末に公開された大作のムビチケをもらった。自分は試写で鑑賞済みだったが、恋人もみたいと言っていて、自分ももう一度見たいと思っていたので、2枚いただいた。ほかにも色々な新作を見られる機会が今重なっていて、うれしい。

民謡クルセイダーズを聞いて帰宅。途中で恋人のプレイリストに入っていCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINも聞いてみた。めちゃくちゃかっこいい〜。Spotifyのサジェストに頼りきっていたので、第三者からのおすすめは本当にありがたい。音楽を聴くのが楽しすぎる。

2/20(火)

引き続きCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINと、south penguinの新しいアルバムを聞いて出勤。朝一から前日のトラブル対応に追われた。担当者がカンカンに怒っていた一方、「いやそれ先に言えよ」の情報をあえて言わなかった、と言われ意味不明すぎて誠意を失った。それ先に言ってくれればここまでにならなかったんじゃないか。新卒で入ってからずっと向き合っているこのクレイジーマン、明らかに近年耄碌している。

それ以外の仕事は覚えてない。先週に買ったジャケットを同期に自慢してしまった。この同期、僕にフェミニン印を押しすぎだ。いいけど。

YinYinつながりで中国っぽいサウンドを聴きたくなり、SUPER BUTTER DOGSを聞いて退勤。といってもチャイナっぽいのはFUNKYウーロン茶くらいなんだけども。

2/21(水)

在宅。寒かったなあ。午後からはなれの事業所まで所用があったため外出するも、10分で用事が済み、さらに徒労に終わってしまった。おかげで昼寝しないで済んだけど。帰宅して仕事しながら掃除をした。ちょっと忙しかった気がする。ちょっと早めに退勤して、最寄駅まで恋人を迎えにいった。適当に買い物をして帰宅、キーマカレーを作ってくれた。お互い料理が好きで、創意工夫で贅沢せずに生活を底上げする知恵を模索するのが楽しいわ。キーマカレーめちゃくちゃ美味しかった。いま、これまであまり買わなかった人参の活用法に燃えている。外出中に見つけた謎の中国の漢ソングが面白すぎて、恋人とゲラゲラ笑いながら聞いていた。まじで面白すぎて電車の中でも笑いを堪えるのに必死だったんだけど、共有できる人がいて本当にうれしい。これまでおもしろ動画の共有っていう行為に全く共感できない上に他人のおすすめおもしろ動画って全く笑えなかったんだけど、今ならわかる。

 

open.spotify.com

 

せっかくだからお湯を溜めようかと提案するも、生理中だから血だらけになっちゃう・・と言われ「血だらけ」を想像して咄嗟に反応できなかった。血だらけになるの・・?「血だらけ」が日常的に起こりうる生活を送っているなんて。性教育の敗北である。いや、異性との交流から離れていた時間が長すぎて、感覚が麻痺していた。無意識にノンデリカシーな発言をしていそうで怖い。

民謡クルセイダーズをふたりで聞いたところ、同じく和風エキゾチック系ということで渋さ知らズ切腹ピストルズを教えてもらった。ジュークボックスかて。素敵。

翌朝は早朝に起きて恋人を仕事に見送ることになっていたので、早めに就寝。相手がお泊まりセットを置いていって、なんだか感慨深い気持ちになった。

2/22(木)

4時に起きてホットケーキを食べて駅まで送って解散。早起きっていいなあ〜って思いつつ、帰宅して倒れるように二度寝した。定時ごろに起床してそのままぬるっと仕事を始めた。相変わらずおじさん同士のいがみ合いが不快だ。木曜はこのMTGが定例にあるので出社しないことにしている。オンラインだったら聞かないふりできるし。

眠すぎてお昼にまた昼寝した。すっきりしないまま夕方のMTGに参加し、ここでも最悪な空気感が漂っていて、弊社のこのビジネスの終焉を間近に感じている。早い所めぼしい転職先を見つけた方がいいのかもしれない。もしくは大きな組織改編を待った方がいいのか。仕事内容に不満はそこまでないから、同業他社に逃げるのが一番いいとは思ってるんだけど。

夜、3月以降のチームの体制について上司と話し合った。これから忙しくなりそうだ。チーム内で現場上がりの自分が専門的扱いをされている分野があり頼りにされている一方で、自分はそこまで仕事ができる人間というわけではない、というかひたすらに怠け者でサボりがちな人間なのに周りにいる人間や自分のスキルによっては重宝されることもあるもんだなあ、と気が引き締まった。

退勤してみさしていた「17歳の瞳に映る世界」を鑑賞。邦題はどうしてこうなってしまったんだろう。原題は作中でももっとも心が揺さぶられるシーンから引用されているというのに。さしておもしろくはなかったけど、この監督は今から注目しておこうと思っている、ちょっと打算的な理由で知っておきたかった。

2/23(金)

週末からの寝不足を解消したくて11時ごろまで寝ていた。すっきりしたあ。フィルムを現像し、その間に古着屋で気になっていたデニムのカバーオールを購入した。財布の紐がゆるくなってきている。行けるところまでいってみよう。

夕方、近所のケーキ屋さんのモンブランを食べながら「5時から7時までのクレオ」を鑑賞。ずっとみようと思っていたアニエス・ヴァルダ。良かった。人間模様が緻密で、ユーモラスかつメロディアス、そしてなんといっても脅威的なまでの画作りのセンス。ぐんぐん引き込まれる長回しと自然なカット代わりに惚れ惚れする。他人から見たクレオクレオから見た他人、という視点の切り替え方もスムーズで、とっても洗練されていてファッショナブルな作品だった。この監督作品は短いものが多いので、さくっと全部見てしまいたい。

キーマカレー用の野菜の残りでパスタを作って、新ジャガイモと新玉ねぎのジャーマンポテトと合わせて食べた。う〜ん、おいしい。

ジャズ大名」を見た。ストーリーも演出もめちゃくちゃすぎたけれど、テーマが突飛すぎるのと、ハマるかハマらないかのカルト的テーマが無事ぶっささって良かった。ちょっと物足りなさも感じたが、この作品の持つ唯一無二の音楽性に惹き込まれた。とても好きな映画です。さらに去年末に千葉雄大主演の舞台があったらしく、もっと早く出会っていればこの舞台を観にいったのになあ、と後悔。

・・・

幸いにも今月公開の大作は試写で鑑賞済みなので新作映画が渋滞しなくて済んでいる。3月からかなり目白押しになってくるので、恋人とのスケジュールを縫いつつ、どうにか後悔しないラインナップを見ておきたい。近年の新作はほぼ100%配信に落ちてくるからさほど心配していないものの、やはり旧作や名作のリバイバルはなるべく見逃さないようにしたい。早速3月上旬からドライヤーの上映がスタートする。裁かるるジャンル、めっちゃ見たい!

 

音楽と週報 vol.47 2024/2/10〜2024/2/17

もうこの見え方でいいや。Apple Musicで聞いていた分がいくつか漏れていて、そのなかにMdou Moctarが入っている。最近聞いた中でベスト級に良かった・・。

2/10(土)

朝一で「瞳をとじて」を鑑賞。いやあ、人生ベストに食い込んでくる本当に意味のある作品だった。映画を見るというその意義自体を問いただす巨編で、映画に関わる人生をこれからも送りたいと強く確信した。一緒に見た恋人に感想を話そうとしても、内容を思い出すと涙が出てきて、うまく喋れなかった。恋人かどうかというより、この作品を良いと思える人間たちのことを全員ハグしたい。ビクトル・エリセ、ありがとう。

その後サイゼリヤで昼食。何年ぶりだろう。お腹いっぱいになっても安い・・。何より、昼食をサイゼリヤで済ませられる、という感覚が良いよ。毎食毎食おしゃれで美味しいお店なんて入れないのよ。インターネット的な感覚かもしれないが、もっと普遍的な、金銭感覚と居心地感覚のお話。

昼食を済ませて都内の植物園へ。ちょっとした水族館が併設されているところで、淡水魚をたくさん見られて嬉しかった。生き物の学名大喜利が好き。魚の豆知識を差し込んでくる博識さに惚れ惚れする。好奇心を刺激しあえる関係、良い。淡水魚のデザインっておもしろいよな。旅行先の植物園を巡りたいという話で盛り上がった。わかる。植物園ってめっちゃ好き。

その後、植物園から1時間弱ほど路線バスに乗り、池袋へ。バス内でこっくりしていたとき、気持ちよかったわあ。ちょっと時間を潰して、夜から「その男、凶暴につき」を鑑賞。救いのない話だったけども、役者の演技は相変わらず良かったよ。一緒に見ていた人は好きではなかったようだ。こういう救いのない話を見終わったあとの底抜けの暗さを味わいすぎて慣れてしまったかもしれないけど、本来はイヤな気持ちになるよなあ。お腹が空いていたので喫茶店でオムライスとプリンを食べて解散。美味しかった。

西岡恭蔵にはまった。無駄がなくて、すっきりしていて、それでいて味わい深い。名前も知らなかったけど、もう亡くなっているのかあ。

2/11(日)

お昼から高円寺へ。エスニック料理に連れて行ってもらった。ちゃんと食べたのははじめてかもしれない。パクチーナンプラー、美味しすぎる。その後公園まで散歩し、のんびりした。移動販売の良い感じのたい焼きを食べた。かなり天気がよかったのでしばらく動くことができなかった。眠りそうになりながら色々な話をした。お香を買った。その後古着屋をいくつか紹介してもらって、一緒に服を選んでもらった。ファッションセンスもそうだし、服飾についての知識も豊富で、一緒に服を見てもらったのがとても楽しかったなあ。最後にはいったお店でギュンギュンに決まったテーラードジャケットの古着を一目惚れで購入した。いや〜〜〜、良すぎ。良すぎ〜!ケーキ屋さんの喫茶で落ち着いた。絵しりとりをした。絵が上手なのも良い、ずっと続けて欲しい。翌週の段取りを話した。当日になってあたふたしたくないから事前に泊まるかどうか聞いた。日曜早朝に仕事があるので土曜は泊まれないということだった。間髪入れずに金曜夜からならいけるよ!と言われてちょっとまごまごした。期せずして泊まりにくることになり、掃除を頑張らなければと意気込んだ。その後解散の流れになるところ隣の駅まで散歩した。はじめて異性とお付き合いをするくらいに経験がないので緊張している、という心配事を吐露してくれた。それについて色々話し、何が起きてどうなっても大丈夫になれる関係がいいよねとまとまってすっきりと解散、翌日も会う約束をした。部屋でお香を焚いて寝た。

2/12(月)

午前中は掃除をした。フィルムを現像し、無印で買い物、恋人の誕生日プレゼントもゲットして、夕方からから仕事終わりに合流して神保町に行った。映画のパンフレットを漁りに入り、ふたりで盛り上がったエリセの旧作2本を探した。それとたまたま見つけた「十戒」のパンフレットも購入してしまった。喫茶店に入ってナポリタンとカレーを頼んだ。喫茶店ナポリタンってあんなに美味しかったんだ。夜、集合が遅かったのですこし散歩した。公園を見つけるとついつい入ってしまう。寒い夜は人がいないので、誰にもみられていないという環境に吸い込まれてしまう。前日にお互いの経験について話したこともあってなんだか恥ずかしい気持ちになった。いつも以上にたくさん触れ合って、「これはもうほぼしてるようなものだ」とゲラゲラ笑って、お互いの緊張や心配が吹っ飛んだ。駅に向かう途中めちゃくちゃ寒かった。なんとなく口ずさんだ曲名をすぐに当ててくるのが素敵でいいなと思う。「君は薔薇より美しい」のかっこよさに盛り上がって、布施明声量チャンネルを教えてもらった。面白かった。良い三連休だったなあとしみじみの解散。

2/13(火)

西岡恭蔵、平山ミキなどを聞いて出勤。誰にも会う予定はなかったけど、日曜に買ったばちばちにかっこいいジャケットを着てちょっとフォーマルっぽくなった。いや〜、本当に決まっているわ。仕事は覚えてない。休業していた好きなトンカツやさんが復活していたけど、リニューアルにともなって少しメニューが変わっており、ショックだった。適当に退勤して人間椅子を聞いて帰宅。

2/14(水)

恋人のプレイリストを聞いて出勤。Snooperの発見に至った。とある打ち合わせでとある作品の上映情報をゲットしてわくわくした。それ以外は覚えてない、重めの案件をすすめた。バレンタインだから!と新作のムビチケを同期から譲ってもらった。わーい。適当に退勤して、YinYinを聴きながら無印で黄色いスリッパを買って帰った。可愛い〜。夜、ちょっと時間が余っていたので「エクス・ルテルナ」を鑑賞。明滅が激しすぎて疲れた。ギャスパー・ノエにしかできない表現はたくさんあるけれど、それがハマるかどうかはまた別問題だ・・。

2/15(木)

在宅。朝一のチームのMTGで上司おじさんとご意見番おじさんが喧嘩していて不快だった。上司からは中間管理職の苦悩を感じつつも、たしかに現場の意見をないがしろにしている?と思わせるような態度である一方で、ご意見番は単純に自分より年下の上司のことをいびりたいだけじゃないの?といった様子で、本当に嫌だったな・・。温厚な上司が声を荒げて「じゃああんあ同じことできんのかよ!?」と叫んでいて、きもかった・・。一方で心身衰弱するほどのストレスを感じているだろうにと心配していたけど、強く言い返せるようなタフさを垣間見られて良かったとも思った。本当に最悪なMTGで、終会後に同期からやばかったねとチャットが飛んできて笑った。

適当に仕事をしつつ、掃除をした。「神は見返りをもとめる」をみたけど、やっぱり「空白」でそうだったように、この監督はなんか苦手なんだよな・・。日常シーンの会話というか、「どう?リアルでしょ?」という意図があざといというか、、。Youtuber界隈にまったくといって明るくなく、人気Youtuberとして登場する動画の数々がめちゃくちゃにダサくて、皮肉ってるのか本当に現実世界でもそういうクオリティなのか気になってしょうがなかった。「空白」は松坂桃李古田新太も苦手だったけど、本作は岸井ゆきのはもちろんムロツヨシのシリアスな演技もよくって、それは満足。

2/16(金)

在宅。西岡恭蔵を流して、仕事の合間に引き続き掃除して洗濯をした。お香を焚いて仕事をすると良い気分になれる。誰かが来ることになって初めて気づく、自室の洗練されなさ。引っ越したい、家具を統一したい。こんな部屋に来ても楽しませてあげられない・・とげんなりしてしまう。

退勤して最寄駅で恋人と合流して、食材を買って回鍋肉を作った。いつもより甘めだったけど美味しく食べてもらえて良かった。バレンタインってことで手作りのパウンドケーキとクッキーをもらった。おいしすぎて笑ってしまった。たしかに造り方は簡単なのかもしれないけど、自作しようという気持ちとか、実際においしく完成させる器用さとか、そういうのに感心する。ちょっとしたお手紙と似顔絵をもらってほっこりした。絵、上手だし味があって素敵だなあ。近所の銭湯にいった。人がおおかった。おめでたズが宣伝していた伊良コーラを飲んだ。スパイスが効いていて美味しかったな。帰宅して一緒に過ごしていたら深夜2時になっていたのでそのまま就寝。諸々、杞憂に終わってなにより。

2/17(土)

あまりすっきりしないまま目が覚めて、前日の回鍋肉の残りとケーキを食べた。眠かったので二度寝した。起きたらお昼だった。近所の町中華に行った。量が多くて持ち帰った。美味しい・・。散歩して喫茶店に入った。翌日会う予定のことを話した。前日の夜からの疲労で、めちゃくちゃに眠かった。夕方帰宅して、ちょっと寝た。準備していた高級肉を焼いた。色々な調味料を用意して、塩麹で漬けた。姉さん、プレゼントをありがとう。高級肉を一緒に食べて、最後お茶漬けにしてすっきり。ここ最近の自炊の中でももっとも美味しかったかもしれない。食後ちょっと話したり、色々な音楽を聞いて小躍りしたりした。相手はずっと元気で、別れ際もまだ余裕があるといったことを言っていたので、自分の体力がないことを実感した。運動するしかないのだろうか・・。前日の銭湯ぶりにシャワーを浴びてめっちゃすっきりして、そのまま倒れるように就寝した。

音楽と週報 vol.46 2024/2/3〜2024/2/9

1 ウルフルズ 33 scrobbles
2 Flipper's Guitar 23
3 キリンジ 17
4 ふくろうず 16
5 人間椅子 11
6 Kiki 8
7 Snõõper 8
8 サニーデイ・サービス 8
9 布袋寅泰 8
10 猫戦 8

 

2/3(土)

午前の回から「ダム・マネー」を見に行った。去年の新作ラインナップ披露会みたいなものでかなり期待していた作品だったけど、想像を超えてきたな・・。「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」のような成金物語ではあるものの、主人公は日陰者で、富裕層への蜂起というテーマがおもしろい。一方でウォール街への風刺にとどまることなく、いちオタクのゲーム店に対する愛がひたむきで、アツくて、見やすかった。いやあ早速今年のトップ10に入れたいくらいいい作品だった。とにかくハラハラする展開に胸が熱くなる。近辺でハンバーガーを食べた。おいしかった。その後新宿御苑を散策して、植物園にも足を運んだ。芝生に寝転んでいたら芝が大量に付着して困った。

まだ解散するには早い時間だったので、IKEAで家具を見て回った。このまま普通に関係が続いてくれれば、そのうち同棲でもするのだろうか。その前に自宅へ呼ぶことになるのだろうか。きれいにしたいなあ、広いところに引っ越したいなあ、とぐるぐる考えた。IKEAの50円ソフトクリームがおいしかった。50円て・・

IKEAが盛り上がったので解散する気にもなれず、ちかくの純喫茶へ。恋人が喫煙者で良かった。ふたりで喫茶店に入ると、精神的なつながりが生まれる。定期的にかつ意識的にこの時間は設けていきたい。しばらくすると会社の同じフロアで働いている同期に突然声をかけられて心臓が止まる思いをした。まさかこんなところで出会うなんて。こちらは僕の恋人です、とスムーズに紹介できて良かった。たくさんの好きなことの話をした。お付き合いしてまだ1週間!という話もして、出会って半年くらいの気持ちだと言われた。翌日も会う約束をして、てきとうな時間に解散。

2/4(日)

お昼から某巨大な公園に集合した。ボートに乗った。はっずかしいけど、ボートで食べたミスドはとてもおいしかった。早朝に雨が降っていたようで、目当ての手漕ぎボートに乗れなかった。動物に詳しい恋人が色々な鳥の名前を知っていてかっこよかった。同じ鳥を近くで見つめていたおばあちゃんと会話していたその姿が好きだった。

公園を散策した。公園内にあった食事処でおでんとワンカップを頼んだ。あまりにもナイススポットだった・・。ワンカップにおでんのだしと唐辛子を入れた堕落の酒が殺人的においしかった。全然酔っぱらう量ではなかったけど、すばらしい環境にへべれけになり二人とも上機嫌だった。ジッタリンジンの「にちようび」がめっちゃ良いという話で意気投合し、歌詞をなぞってラムネを買って散歩しながら飲んだ。これ以降、この日は精神が泥酔していた。

たくさん触れ合って心身ともにのぼせていたので、最寄駅でラーメンを食べた。相手も同じ気持ちのため家にあったマグロを爆食いしているとのことで、面白い人だなとその連絡をみてケラケラ笑った。

2/5(月)

出社。家を出る支度をしたところに積雪のニュースを知った。降雪はイベントだと思えるので出社した。お昼すぎから強くなってきて、夕方には吹雪のように。仕事中、雪の中で遊びたいと恋人から連絡があったので、二つ返事で承諾。電車が動いているうちに帰宅して、ちょっと仕事して退勤。吉祥寺に向かった。豪雪すぎて笑った。中華料理屋に入った。あのお店、良すぎたな。また行きたい。メニューも家で再現したい。割りばしが入っていた袋のデザインが秀逸で、スマホケースに入れた。

食べ終えてから井の頭公園に向かった。この時点でかなり吹雪いており、足元もぐちゃぐちゃになっていた。公園は意外と人が多くいた。みんな考えることは同じか・・。はしゃぎながら歩いた。小屋の軒先に避難して煙草を吸った。物陰に隠れて、びしょびしょになりながらずっとキスしていた。寒さは感じなかったから、ドーパミンの分泌量が凄かったんだと思う。電車も遅れ、終電ギリギリになって帰宅。相手は平日5時起きだというのに、エネルギッシュだ。誘ってくれて嬉しかったし、月曜からタフな日を過ごしてもストレスに感じないことに驚いた。はあ、楽しい月曜日だった。

キリンジをよく聞いた。Pizza Vs Hamburgerの再発見に至る。帰り際と吉祥寺に向かうときはウルフルズを聞いた。おもしろバンドだと思っていたけど、素直でやさしい歌詞に骨太ロックを楽しめていて、とっても良い。

2/6(火)

在宅。めちゃくちゃに寒かった。過去3年間、めちゃくちゃに忙しかった時期の残業代が支払われることになった。その額を目にして声が出た。異動してかなり落ち着いた時期も含まれていたので、時期をずらせばもっと弾んだ金額が支給されたのか、とおののく。しかし本来マイナスだったただ働きの分が支給されてゼロになっただけなので、得をしたわけではないし、とんでもない会社の怠慢だ。

木曜の仕事終わりに一緒に映画を見る約束をした。今年初の回鍋肉をつくった。キャベツとピーマンをちょっとシャキシャキの状態にしてみたけど、クタクタの肉とネギとの食感の差を楽しめていいかも。胃が破裂するくらい食べた。回鍋肉を食べながら「滝をみにいく」を観た。沖田修一のエッセンスはそのままに、いつもよりコンパクトで手軽だった。ちらちらと重めの過去がのぞいてくるあたり、沖田修一監督がただ能天気に明るい作品を作っているだけではないというのが分かるし、だからこそ誰も裁かれないハッピーエンドにも深みが増されるというものよ。かなり好きな方かも。あと、おばさん同士の口論はリアリティがあって怖かった、沖田修一監督が会話劇ベースのサスペンスやホラーを撮ったらめちゃくちゃ面白くなると思う。

フリッパーズギターを流しながら仕事した。

2/7(水)

出社。打ち合わせが2件飛んだ。仕事は定時定時で帰れるくらい落ち着いているのだけど、他のメンバーが忙しそうにしている。うーん、自分の仕事量が少ないのだろうか。。

布袋のバンビーナにどハマりした。しかもRIP SLYMEのリミックス版を今まで知らなくて、とても良かった。仕事も暇で事務仕事が多かったので、夕方に人間椅子を聞いていた。オフィスで音楽を堂々と聞ける職場環境が懐かしく、唯一前の部署で良いなあと思える。バレたとき本当に怒られそうだからそろそろやめておこうかな。帰宅中はサニーデイ・サービスを聞いた。曽我部恵一も今まであまり聞いてなかったなあ。Jantokoiというインストユニットが良かった。YinYinみたいな、エキゾチックなメロディ。

2/8(木)

出社。打ち合わせ4件が連続して疲れた。声が枯れてしまった。中間管理職の上司が現場からも上層部からも叩かれていてかわいそう。夜、恋人と「コット はじまりの夏」をみにいった。公開から時間が経ってしまった作品だけど、職場でめちゃよかったという感想を耳にして気になっていた。ただのさわやか成長譚かと思いきや、生い立ちや家庭環境が想像以上に重く、それが反動となる過程や結末にはぼろぼろと涙がこぼれた。大人が考えた「子供に言わせたいこと」がなく、子供のそのままの感性を切り出している作品なのが良かったなあ。邦画だとないよね、こういう自然さは。。

その後喫茶店に入るも、なかなかの値段でふたりでびっくり。ちょっと高くて気が進まないといった恋人に対して全然ごちそうする気が満々だったのだけど、相手を見くびったり丸め込もうとしたり利用するような関係性にはしたくないと二人で合意できてよかった。お互いの誕生日が近く、ホームパーティをする予定を立てた。うう、緊張する。3連休もすべて会おうよという話になった。勢いづいているわけではなく、老夫婦のような落ち着きを感じているからこそ、という安心感があって良い。

2/9(金)

出社。適当に仕事をした。久しぶりにチームの人とたくさん映画の話をした。仕事はあまり大事なことが起きなかった。同期とも久しぶりにたくさん話したな。

翌日は朝一の回で「瞳をとじて」を見にいく予定があったためそわそわしていた1日。特になにもなく、平和に過ごしてちょっと残業して退勤。

・・・

見たい映画が多すぎる一方で、あまり消化できていない。でも恋人も映画が好きで一緒に付き合ってくれるし、このくらいのバランスに慣れたい。昨年の250本鑑賞は人間関係を打ち捨てた結果の最大値に近かったから、今年はもっと一般的な本数になるだろうなあ。