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未来の自分はMELLOW MELLOWを推せているか?楽曲派アイドルとコンセプトについて、あと推しごと

自分の人生で推しアイドルが現れたのが久しぶりすぎる

 

MELLOW MELLOW」というアイドル

僕がいま最高潮に推しているグループ。

自分の性格的に、「熱しにくく冷めにくい」というスタンスなのだけど、あまりにも過熱していて、1年後も同じ気持ちで推せているか?と不安になったので、いまの気持ちを残すことで何とか保っておきたいという心構えである。

nola1617.hatenadiary.jp

 MELLOW MELLOWについてはこの記事にやや詳しいが、改めてシノプシスを。

 

3人組のアイドルで、最近ではもはやアイドルの必須条件となる「楽曲派」でもある。

 

そのウリとしては、以下の通り

・身長150㎝以下

 ⇒これはまあ刺さる人には刺さるのか?

・メンバーの2人は元「さんみゅ~」

 ⇒「さんみゅ~」は割と人気だった正統派アイドルグループのイメージだから、やっぱりアイドル然とした立ち振る舞いがパフォーマンスにも表れていて良い

これを見てもらえれば分かる通り、「さんみゅ~」は今見てもイモいな。

今はコンセプチュアルなアイドルが流行っているので、正統派ジュニアアイドルはちょっとダサく見えるね。

・センターSENAのカリスマ性

 ⇒カリスマ性という表現はやや誇張気味かもしれないけど、ルックス・歌唱力・パフォーマンス・トーク、そのすべてはこのグループを牽引するのに十分すぎる

といった感じか?

個人的には後述する楽曲派としての側面と、SENAのポテンシャルにぐっと惹かれている。

「楽曲派」とアイドルのコンセプト

「楽曲派」とはつまり、曲そのものにも力を入れているよ、といったスタンスで有名クリエイターを編曲に迎えたりしているアイドルのこと。

AKB時代はそのクリエイター陣にスポットが当たることは無かったと記憶しているが、いまやヒャダインや玉屋2060%のみならず、「アイドルへの楽曲提供」をメインとしているミュージシャンですら、注目を浴びることも多い。

それはMELLOW MELLOWも例に漏れず、メインのクリエイターは宮野弦士という方である。

宮野弦士 - Wikipedia

フィロソフィーのダンスが結構な勢いで人気を獲得したが、その楽曲の多くが宮野によるもので、そのコンセプトも一貫して「ファンク・ディスコ」である。

 

フィロのスは割とクセが強くて、こってりした聞こえ方をするのだけど、MELLOW MELLOWは宮野の得意とするディスコ系ジャンルをあっさり目にして、オザケンフリッパーズギターといった、渋谷系を目指した仕上がりにしている。

もちろん宮野弦士が手掛けているわけで、優れたリズム感から見えてくる「少女らの奔放さ」といったさわやかダンスナンバーになっている。

これが上述のMELLOW MELLOWのコンセプトそのものになっていて、3人のキャラクター性とも噛み合ってとても良い。

それを踏まえてこちらの『最高傑作』という曲、聞いて驚け「ピチカート・ファイブ」の元メンバーが楽曲を手掛けている。

宮野弦士が作り上げたブラックミュージックを基調とした細やかなギターやリズムに、元祖渋谷系クリエイターが乗せるポップ成分が混ざって出来上がったこの曲、まさに見事である。

・・・

結局は好みの話になるのだけど、楽曲とコンセプトを両立させるのは意外と難しい。

例えば先日解散した「Maison Book Girl」、まさにミステリアスをコンセプトとし、楽曲も変拍子を多めに、かつ電子音を多めにした機械的なものが多い。それとパフォーマンスのすべてが嚙み合っていて、解散ライブパフォーマンスはその幕の閉じ方を含めて圧巻だった(らしい)。

でも難儀なのが、行き過ぎたコンセプトは大抵ゲテモノ扱いされがちということ。

無限にアイドルが出現する昨今、コンセプトが強烈=生き残れる とは限らない。

かといって坂道系の列強を崩せる「正統派」のアイドルもあまり存在せず、どうしても斬新であることが必須条件となりがちである。

 

このジレンマを打破できるのが「楽曲派」だと僕は思う。

ブクガの例を見てみると分かるけど、やっぱり強烈なコンセプトに負けないくらい楽曲がしっかりしているからこそ、説得力が増すというものだろう。

コンセプトvs音楽性のせめぎ合いが良いというわけではもちろんなく、MELLOW MELLOWの場合はその2つがシナジーとして機能する。

 

まあ、コンセプトを見てみると若干弱い気もするけど、その分音楽性で十分音楽ファンの心を鷲掴みにできるクオリティは担保されているだろう。

ちなみに本人たちはかく語る。

realsound.jp

SENA:自ら「アイドルではないです、アーティストです」みたいな宣言はしないです。それは見て感じていただきます。

MAMI:最近はとにかくMELLOW MELLOWの曲を聴いてほしいという気持ちが強いので、MCもやらずにずっと歌ったりして、ライブ中もファンの方と私たちのパフォーマンスがぶつかり合っている感じです。

 とあるように、本人たちもアイドル/アーティストの区別ははっきりさせず、どちらでも勝負していきたいという気持ちが強いようだ。そういう気構えを持っている時点で、個人的には「音楽でも魅せてくれるんだな」という安心感があって好き。

 

一言で表現するとゴリゴリのポップ音楽を楽曲でもパフォーマンスでも魅せてくれるのがMELLOW MELLOWだけど、ポップの範疇では渋谷系のみならずシティ・ポップやエレクトロ系にまで派生できる可能性があると思うと、安泰だし楽しみだなあ、と思うのであった。じゃんじゃん有名クリエイターとコラボしてほしい。

センターSENAのポテンシャル

かわいい。

曲だけ良ければ人気か?・・いやそうは問屋が卸さねえ。ルックスだって重要な要素だ。

顔については完全に好みの話になるので深掘りはできないのだけど、SENAのポテンシャルの中でも光るのがやはり歌唱力。

セルフカバーの域を超えている。他の2人は標準的と言って差し支えないが、SENAの歌唱力は他のアイドルと比べてもずば抜けているのが分かるだろう。

 

音程云々の上手さだけではない。

SENA:リズムに対してスタッカート気味というよりも、全部つながっているイメージで、なだらかな感じや少しアンニュイ、というのを意識しながら歌ってみました。

上記のインタビューでは、「WANING MOON」について、SENAはこう語っている。実際聞いてみると分かるけど、このコメント通りに表現していて、とても感心した。 

そしてそのコメントを踏まえて、MVのこの表情である。曲調と合致したアンニュイで甘美なこの視線・・一瞬で虜よ。

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ひとりの歌い手としての姿勢が強く感じられる先のインタビュー記事を読み、やはりアイドルという枠を超えて才能を発揮したい、というSENAに惹かれて、僕も絶賛推しごとに勤しんでいるのだ。

もちろん、ルックス磨きも怠らないアイドルとしての側面も好きです。無限にかわいい。

いつか終わるね

アイドルは永遠ではない。楽曲はデータなりディスクなり恒久的に保存することは可能だけど、やはり「生身のアイドルがパフォーマンスをする」というライブ感はそう遠くない未来に終わりを迎える。

あまりアイドルに傾倒しなかった人生を過ごしてきたけど、ベイビーレイズやでんぱ組など、色々な変化に耐えられず自分から離れていったケースが多かった。

 

MELLOW MELLOWもどう顛末を迎えるのかさっぱり分からないけど、発表されている素晴らしい楽曲の数々と、それをMELLOW MELLOWとして光らせるSENAの魅力に、今は存分に蕩けていたい。