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音楽と週報 vol.4 2023/4/15〜4/21

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1 Homecomings 37 scrobbles
2 フーバーオーバー 18
3 インコグニート 16
4 YUKI 15
5 Vulfpeck 13
6 吉澤嘉代子 12
7 Magdalena Bay 10
8 新しい学校のリーダーズ 9
9 キリンジ 8
10 aiko 7

 4/15(土)

「聖地には蜘蛛が巣を張る」を見る。サスペンス3割、宗教的な問題提起7割という感じだった。イスラム教の女性蔑視という考え方について、そもそも蔑視している/されている、という当事者間での自覚がなさそうなのが肝だ。生まれながらにその環境から脱出できない人生が約束されてしまっている人たちのことを思うと気の毒であると同時に、いざ現代のジェンダー論と絡めながら現実味を持って想像することができず、あまりにも他人事すぎてどうでもよくなる。だから感想や考察もなかなか捗らなかった。いい映画だと思うけど。それにしても邦題とキービジュアルをなぜそうしたのか、そこが腑に落ちない。

この日はインコグニートと、来月にライブを控えている吉澤嘉代子の曲をたくさん聴いた。インスタグラムで見つけたドラムとベースの女性二人組がとても素敵でインコグニートをよく聞くようになった。

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4/16(日)

「ホエール」の2度目を見る。すでに話が分かっているのと、パンフレットにそこそこ重要な情報が載っていたりしたので、あまり字幕を観なくても英語で理解できたのがよかった。おかげで役者や演技をずっと観続けられたし、セリフと直接向き合っている感覚があって、はじめに観たときよりも多くのことを感じた気がする。年々衰えてはいるけれど、やはり語学や海外経験は宝だ。例によって鑑賞後は凪の状態なので、Homecomingsを聴きながらのんびり帰宅。夜はまた自炊して映画を観た気がするが、何を観たかはfilmarksを開かないと思い出せない。ここに記しておかなければ、とは特に思わない作品だったとおもうから、別にいいか。

 

4/17(月)

久しぶりの在宅勤務だったので、新曲プレイリストを流しながら仕事をした。新しい学校のリーダーズの勢いに圧倒される。「乙女の美学」は川谷絵音作曲かな、とか思って調べたら全然違った。

CHAI「We The Female!」の完成度にも驚く。初期の曲は大学生のコンセプトバンドか?とか思っていたのだけど、新曲を聴くたびに彼女らの奥深さというか、好きじゃなかった頃の自分はなんだったんだろうという気持ちになる。とはいえ、ファンかと言われると違う。

 

4/18(火)

またインコグニートを聞いて出勤。帰りは後回しにしていたYUKIの新しいアルバムを聞く。思春期を「メランコリニスタ」などの官能的で甘いYUKIを聞いて過ごしたので、「まばたき」以降のフェーズは最初なんとなく戸惑っていたけれど、最近はこのYUKIもちゃんと好きだ。

 

4/19(水)

在宅。Homecomingsの新しいアルバムの発売日だったので、早起きして勤務開始前に一周。

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午前中は全社的なイベントがあったので、その時間を利用してアルバムの感想を書いた。自分の語彙がキラキラしていると読み返しておもう。すこし小っ恥ずかしいものの、いい言葉で書けている気もする。たまにツイッターでブックマークをしてくれる人がいて、すこしうれしい。

午後はお昼を食べてから昼寝した。在宅勤務の昼寝が習慣になりすぎている。前の場所はそれでも自分の好きな時に仕事できたのが良かったのだけど、今はそうもいかないので気をつけなければ。夜、色々ビハインドになっていたところ同期から連絡があり,忙しいならこっちで受けるよ、と言ってくれてとても申し訳なくなった。でももう退勤したくて甘えてしまった。本当にごめん。

 

4/20(木)

在宅で仕事をしていて、同じチームの同期から電話がきた。彼女はたくさん話すので、ひとつの案件について話していたのに45分ほど電話していた。暇だったから良かったけど。電話越しに相手が何かしらの炭酸を注いでいる音が聞こえたので、それを冗談めいて指摘した。「生活音指摘しないでくれる?」と一瞬の間のあとに言われ、モヤモヤ。全然関係ない世間話で長電話してるのに、それはダメなんだ。

午後は結束バンドを流しながら仕事。本編を観ていないので評価する資格はないのだけど、声優の歌い方が相変わらず苦手だ。夕方退勤してVulfpeckを聴きながら自炊。いまだにVulfpeckが何者か、知らないままだ。

夜、ツイッターでフォローしている方々のスペースを覗いてみた。会話の内容やお互いの距離感や素性を探り探りな感じが初々しく、なにこれ初デート?と思ってしまっておかしかった。自分の生活では起こり得ないような出来事をこなしている人々の思考回路を伝えてくれるのは新鮮だ。一方で、自分はおそらく少数派で考え方も尖っているんだろうなあ、としみじみ。

この日は昼寝せずわりとたくさん働いた。

 

4/21(金)

出社。仕事として、まだ世に出る前の作品にいち早く触れられるのはエンタメ業界の醍醐味だなあと改めておもう。この日の作品はあまり好きではなかったので、取引先や知り合いがいる中、ふつうに居眠りした。異動する前はもっとものづくりの中核としてエンタメに関わっていたけれど、結局凄いのはクリエイターであり、お金や工程を管理する自分の役割に何もモチベーションが持てなかった。いまの部署でどのように作品に関わってモチベーションを保てるのかはまだ手探りだけれど、少なくともエンタメ業界で現場を離れて川上に居る、というのは精神衛生上とてもすこやかだ。

夜、仲の良い前の部署の同僚と飲みに行く。疲れていたしこの日は昼食も食べていなかったので、美味しい日本酒を1杯飲んでバックバクになった。この同僚には彼氏がいて、仕事終わりに飲みに行く以上のことには踏み込んではいけないという不文律がある。一瞬魔が刺しそうになったことは過去あるけれど。彼女は男女の友情はあり得ないと思っているらしく、自分はそうではないのだけど、そのくせ毎回誘うと来てくれるのは何なんだろう。

友情だろうが恋心だろうが何だろうが、自分がその人のことを懇意に思っているのは間違いない。彼女にもそれが伝わっていて、最大限の「しゃあねえけど飲むくらいなら付き合ってやるか」という優しさなのだとしたら、うれしい。別に仲の良さの内訳なんて知りたくないが。というか、恋とか性とかいうのは、性別関係なくこの人になら自分をゆだねてもいいだろうな、と感じる親近感・友情の宛先がたまたま女性の場合にそうなるだけ、と個人的にはおもうので、むしろ相手に彼氏があるのは都合がよい。何も進展する可能性がないから自分の好意も澄んでいて、今の関係がとても心地よい。

一方で、一定のラインを超えることを絶対許されない理由として、自分がオスとして認識されており、警戒や拒絶というものがあるのなら、すごく嫌だ。

お互いのことを想像しながら16タイプ性格診断をしてみる、とかいう中学生みたいなことをやった。自分のことを理解されているような結果を相手が出してくれて、楽しかった。