ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.8 2023/5/13〜5/19

1 人間椅子 16 scrobbles
2 Jamiroquai 12
3 思い出野郎Aチーム 8
4 Byron Cage 5
5 easycome 5
6 Luna Li 5
7 サンボマスター 5
8 Samm Henshaw 4
9 The Hives 4
10 Vulfpeck 4

 

最近この表がスマホからだと見ることができない。なぜ。

 

5/13(土)

ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダムをはじめ、ずーっとプレイしていた。特にそれ以外の記憶がない。本当にずっとやっていた気がする。朝にちょっと音楽を聴いていた記録があるので、おそらく朝ごはんのホットケーキを焼いていたのだろう。

家で映画を見る時間が激減している。

 

5/14(日)

ティアキンを長時間プレイする体力がないので、「ぬいぐるみとしゃべる人は優しい」を観に行った。小規模邦画ならではの気になる点を差し引いても、すばらしい映画だ。性愛の感覚がわからない主人公の葛藤が本当に苦しく、最後のシーンはどうか優しい未来を、と思って涙。

痴漢を目撃しその衝撃と恐怖から学生生活が営めなくなった友人にたいして「自分は男性だから、貴方の痛みを分かることができない。自分が男性というだけで誰かを傷つけてしまう。僕はもう、人が怖い。」というようなセリフがラストにあって、本当に胸が苦しくなった。夜道で前を歩いている女性が訝しげに歩速を上げたり、ホモソーシャルな場面での、個人の性にまつわる与太話。そういうのが自分にまとわりついていると気づくだけで本当に疲れるよね。自分ごとにしてみれば、自分が男性であることが社会で生きるにあたって心底煩わしいとおもう。というか、性別というものが邪魔だ。だけど性欲はたしかにあるし、身体的な快楽がどんなものかも、知っている。これが一番邪魔で、いまの自分から切り取ってしまいたいなあと思っている。人生の最終目標に根源的な愛の獲得を据えている以上、性欲との付き合い方は避けては通れないのだが。こういう考えが根付いたのは結構最近だけれど、いまこの状態で関係性をないがしろにしても良い女性とセックスするのかしら。自分からそんなことはしないけど、相手からの押しがあった場合、多分流されて「まいいや」で済ませる気がする。

映画を見終わった後、吉祥寺のZINE販売イベントに行ってみた。積読が増えていくばかり。色々な出展者さんと話している中で、夢が叶うならどんな職に就きたいかを書いてほしいと言われ、天文学者と答えた。実際なりたかったが色々あって大学受験の時点ですでに諦めたけど、それを思い出して我ながらそっちの人生はかなり良かったんじゃと思った。仕事においては今もまあまあ良いとも思ってるけど。日記祭に出られていた方もいたり、そもそも自分もZINEに興味があったりで、予想外の散財。ふと、着実に「まじめな会社員」の轍を追っているなと思ってしまった。

どしゃぶりに降られて帰宅、カルディのパスタのレトルトがあまり美味しくなかった。ティアキンを進めて就寝。

 

5/15(月)
前の週に起きた仕事のトラブルを部長からめちゃくちゃに怒られてびっくりした。発端は自分らではないのでその言及ではなく、どうして先週のうちに報告しなかったのか?とのこと。自分は先輩(同期)に伝えて進め方も教えてもらってたから、その中で報告をあげるという話にはならなかったし、そもそもトラブルが起きた相手先のスタンスも不明瞭なままこっちの責任にしたくなかったし。子供じゃねえんだからさ、と言われてさすがに面食らったけど、自分はこういうとき何も言わず冷やかな態度をとるのがベストだと思っているので、チーム内の同期に報告して進め方も相談してやりましたよ、とは言わなかった。自分は全く悪くないことが確定しているトラブルの処理はもちろん気が進まなかったが、いろんなお偉方に処理を押し付けるように同期がアドバイス&交渉してくれて、その頼もしさに助けられた。モヤモヤを抱えた状態で退勤して気持ち悪かったので、人間椅子をまとめて聴いてチューニングした。世捨ての音楽、すてき。夜、思い出野郎Aチームの新盤発表があり、救われた。

 

5/16(火)

引き続き事故対応に追われている最中、僕が前日に部長から強い言葉で怒られたことを知った同期が「私が報告すべきだったよね、ごめんね」としきりに謝ってくれていた。一方で上司たちに対しては、今回は自分らのミスではない、ここで先方に謝ると今後の関係性やこちらの作業量が増えるから、スタンスは強硬であってほしいと直談判していて、本当に頼もしく思えた。かっこいい。

隣のチームのとある社員さんが退勤するとき、僕の肩をポンと叩いて「元気だしなね」と言って去っていった。どういう意味?たしかに彼は昨日僕が怒られていたときオフィスにいたけど、なぜ僕が落ち込んでいると思っている?なぜ周りに聞こえる音量で励ました?その人はかなり剽軽で自分もかなり好きな人なのだけど、からかっているのか本気で慰めているのかわからず、苦笑いをしてしまった。これは胸にしまっておこう。

そしてその様子を隣で見ていた同期が、僕が前日に部長から具体的にどういう言葉で怒られたのか?というのをすごく気にして、それを言わないように、気にしてないように振る舞った。実際本当にどうでもよかった。やろうと思えば彼女に責任がいくような報告の仕方もできたけど、彼女自身が上司に対しての報告が不要と判断した旨を話していたり、僕やチームの不利益を回避するような対処をしたり、そもそもこの部に異動できたのも彼女の助言などがあってのことだと思ったりで、何か重荷になってしまうようなことは言わんとこ。という態度をとった。

その後同期と一緒に退勤して、駅まで歩く最中もしきりに謝られた。彼女に押し付けたい気持ちや糾弾したい気持ちは一切なかったので、反応に困った。自分の苦手なことをやってのけてしまうバイタリティが頼もしいので、これからも頼みますよという気持ちでおわかれ。

思い出野郎Aチームを聞いていたところEasycomeの新曲発表もみつけて、最高の気持ちになって帰宅。

 

5/17(水)

在宅。ティアキンを進めながら仕事した。ジャンクなものが食べたくてペヤングを昼食に食べたらお腹を下し、午後はずっとダウンしていた。夜ちょっと良くなったので買い物に出かけ、メカジキを調理した。おいしい。ミニトマトが好きすぎて、デザート感覚で1パック食べ尽くしてしまった。

この日はジャミロクワイをたくさん聞いた。何度聴いても曲名が覚えられない。

 

5/18(木)

新人研修の日。今回の組は、(自分がいる/いた)現部署志望と前部署志望の新卒たちで、ピンポイントに僕の経験が話せるような日だった。適当に課題を与え、余った時間で座談。社内的には割と珍しい、自ら声を上げて異動をした先輩というポジションで、色々聞かれた。いくらでも悩めばいいし、どの部署に行ってもいいとこ悪いとこあるんだから、という半ば突き放したような回答ばかりで申し訳なくなった。好きな仕事内容の間で揺れているのだから、いくらでも助言はするが最後は自分で決めてくれ。

そして学生からずっと思っていることとして、自分は年下から好かれるんだなというのを久しぶりに実感。学生のころもそうだった。でも自分は距離感がぼやけて見えてしまうので、仮に女性の後輩がよい態度で接してくれていることを恋愛感情にこちらが変換してしまおうものなら目も当てられないし、それは同性でも同じだ。適切な距離感が測れないのなら、最初から深いお堀を築く方が簡単なのだ。配属後もごはんいきましょうね!と言われたけど、そういう理由で僕からは誘えない。ごめんね。

 

5/19(金)

育児時短中のママ社員から引き継いでいる仕事がうまくいかず、お叱りを受けた。これは自分のせい。自分のせいというか、難しい業務内容は理解しているし、それ自体の認識もあっているらしいのだけど、メールの伝え方が不明瞭で誤解を生むよと、とのこと。たしかに。メールって面倒なんですもん。かといって電話も嫌いなので、コミュニケーションが大事な仕事は大体ストレスだ。というか、間違っていないかどうかを誰かに確認して進めるやり方が煩わしすぎる。ただ、もう中堅くらいの社会人歴の人間が情けないと一瞬で反省し、心を入れ替えた。

その社員さんが午後、オフィスで怒号を上げてブチ切れていた。幸いにも矛先は取引先だったので良かったが、ちょっとは周りのこと考えてくれよと思った。うるさい。自分の意見を通したいがために語気や言葉の強さを利用するのは、たとえロジカルであったとしてもずるいと思う。自分はそういう勢いに萎縮するような人間ではないと思っているけど、一方で火に油を注がないようにまずは宥めがてら、こちらは語気を一切変えずすべてにイエスと言ってしまいがち。飄々としていると言われる所以か。ほぼすべてのケースで、この人の主張はもっともなのだが。怒りが収まったあとのオフィスの雰囲気か悪すぎて、すかさず世間話をママさん社員に投げかけて、彼女の情緒の安定を図った自分を褒めたい。

夕方、前日の新卒たちの研修の様子を覗きにいけば?と同期から言われた。昨日はウケが良かったけど、今日は別チームの研修だから自分が顔を出すのはキモいと思う。といったら卑屈すぎると引かれた。そうか、卑屈なのか。新卒からめっちゃ好かれてるらしいね、と別の同期からも言われ、恥ずかしかった。結局休憩時間にすこし顔を出し、黄色い声を浴びてドギマギ。この日は件の「元気だしなね」の社員が担当の研修だったのでその場に同席しており、「いま自己肯定感すごいことになってるでしょ」と言われ、新卒をさて置いてこの人最高だなって思った。

日中忙しすぎてお昼を食べられず、さらに前日の腹痛が怖くて朝もろくに食べていなかったので、20時ごろ限界を感じて退勤。最寄り駅でラーメンを頼んだら辛いトッピングが付いてきて、帰宅してふたたび胃腸が死んだ。週末はティアキンを控えると決意し、就寝。

 

この日と前の日に会った新卒くんの趣味で近いものがあり、ずっとゴスペルを聴いていた。やっぱり、いいなあ。