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『Lucky Kilimanjaro』やっと見つけたポップの銀河に溺れて

 

Super Star

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  • Lucky Kilimanjaro
  • ロック
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Faking Love

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ディスコ音楽、なかなか陽の目を見ないな。

絶対流行る!と言ってた時があった。たぶん3年くらい前。というか全体的にポップバンドが流行ると思ったんだけどな。suchmosにもっと大衆的なkawaii成分を足したような、そんなポップバンドが。

 

結果、そういうので流行ったといえばダウナー系、渋谷系?ブラックミュージックのリズム感にルーツを持ってはいるけど、ポップの代名詞たる高速BPM×シンセサイザーが足りない、みたいな?

こんなんね。

世の中のポップ音楽はポップ成分が足りなァァァい

渡辺謙げきおこ。

カラスは真っ白

ORESAMA

 

こんな感じの、チョコレートが溶けて耳から滴り落ちるような、ポップ成分が高い音楽が欲しいのです。上記の流行りというのは、なーんかオシャレぶっているというか、ハイソな雰囲気を第一に考えているみたいに聞こえて、身体の芯に電流が駆け巡るような疾走感と清涼感、そして圧倒的な恋のトロトロと類似した甘さ、それが無い。

 

カラスは真っ白はバンド感がだいぶ強いので少しベクトルが違うけど、ORESAMAはポップ音楽としては今年一番聞いてると思う。

 

そして先日、ようやくORESAMAに負けず劣らずのバンド『Lucky Kilimanjaro』を見つけました。もう少し早く知りたかったな。

シンセ  トロトロ

まずシンセサイザーがやばい。

いくらこぼれ丼特盛、家系ラーメン味濃いめ、童顔巨乳グラドル、といったようにコテコテ。耳から入り血管を巡る流動的なシンセの甘い熱に、身体が溶けそうになる。やばいぜ。

 

シンセサイザーとかストリングスはイメージ的に広い帯状の音で、ギターのように鋭くできない分、リズムや歯切れを意識しないとのっぺりしてしまう印象。その点、後述するリズム感との相性が完璧である。

 

アニメのロリ声は嫌いだけど、音楽的にはポップシンセサイザーの音は大好き。原理は同じな気がする。バブみ

リズム  キメキメ

きめすぎ。音楽理論を全く知らないもので、なんと言っていいかわからないのだけど、バスドラの拍でシンセと合わせてギュンッてやると気持ちのいいキメになるのかしら、、、?

メイン拍(まじで用語がわからない)のリズムとズレているのはもちろんで、8ビートなら1 2  5 7 みたいな、こういうタイミングでキメって感じだよな。うん。

 

何が言いたいかというと、同じダンスリズムであっても4つ打ちのような能動的に乗れるリズムではなく、少し抜け感のあるリズムが高速で打たれるような、刺激的で受動的なリズムがディスコポップ。その歯切れの良さっていうのは、甘ったるいシンセサイザーを1番キュッと引き立たせるスパイスだと思うのです。

・・・

とまあ音楽をろ過して分析するのは楽しいけど、結果残るのは好きという気持ちだけ。要するにLucky Kilimanjaroめっちゃ好きなんだよな、という。

メジャーデビューしていた!

な〜。

今年一年ずっとポップバンドを追い求めてきたけど、名前すら知らなかった。無念。

 

タイトル回収をしますが、

ポップ音楽のキラキラは星の輝きと一緒で、生活感やリアリティのある音楽とはまた違った、遠くの遠くの銀河へワープできるようなテクノロジーのワクワク、っていう良さがある。360°ギラギラに囲まれて、星の熱と激しい明滅の中に飛び込むような、そんな快感がたまらなく好きなのです。無限に広い宇宙の中、そう簡単に出会える音楽ではないのですが。

 

しかし知ってしまえばこちらの勝ち。ちょうどパソコンを新調すると同時にDTMでも始めようかなって思ってるんだけど、教科書的音楽になりそう。以上!

『Lucky Kilimanjaro』、だぁ〜い好き!♡