今年もたくさんの音楽に救われました。
なんとか毎年更新していきたいという気持ち。
- さとうもか『WOOLLY』
- グソクムズ『すべからく通り雨』
- ムノーノ=モーゼス『くれないビーチ』
- CHAI『END(Confidence Man Remix)』
- DURDN
- 柴田聡子『雑感』
- ぎがもえか『留守にする』『敵わない』
- ドミコ『血を嫌い肉を好む』
- 脇田もなり『PLACE』
- そのほか
- プレイリスト公開
邦楽多めだけど、今年は結構洋楽も聴いたな。
さとうもか『WOOLLY』
今年のベストアルバムかもしれない。
個人的にさとうもかの曲って、落ち着いてじっくり聴きたい一方で歌詞がかなり軽い印象だったからあまり聴き込めなかった。
が、このアルバムはメロディが随分とポップで、さとうもかのガーリーな言葉とぴったりだった。ずっしりと聴き込む音楽からシフトしてくれたのは新鮮でよかったな。
昔からのシンガーソングライターとしてのさとうもかが好きな人にとってはイマイチなのかも?とも思った。その気持ちよくわかる。
この曲以外にも跳ねるようなポップスが多くて良かった。
そして歌詞も深すぎず、わかりやすい。
グソクムズ『すべからく通り雨』
今年一年で人気爆発した気がする。
2020年のPOPEYEで特集が組まれていたのを見逃さず、そこからこの1年追い続けた。
ライブも行きました。めちゃくちゃかっこよかったです。
骨太なフォークソングっていいですよね。
まだ20代半ばの彼ら、もっと飛躍してとんでもない活躍をしそうです。
ムノーノ=モーゼス『くれないビーチ』
かれこれ3年くらい好きなんだけど、いまいち人気にならないのがまじで不思議でならない。
安定感のあるバンドサウンドに抜け感のあるボーカル、最高にかっこよくないですか?
サンボマスター『青春狂騒曲』ばりのセンスだろこれは。
Vo.若月雄佑の歌い樣、最高すぎるよ。
自分、このままこのバンドが燻ったまま終わりを迎えてしまったら、この世の音楽好きを全員ひっぱたいてやる。
ていうか今年の東京のライブ行けなかったのが悔やまれる。
CHAI『END(Confidence Man Remix)』
これはCHAIというより、コラボしたConfidence Manを紹介したいのだが。
CHAIの新曲に、オーストラリア発のテクノユニットがリミックスを手がけた。とにかく快音を追求したような音楽で魅せるConfidence Manなのだけど、CHAIのジャパニーズポップと相性が抜群だ。
エレクトロダンス×ポップス、っていうのがあまり発達してない日本・・というか、どうしてもゴツ盛りのポップスはパリピ感が出ちゃって、なんかリズムが重ったるいんだよね。
それをCHAIの良い意味で軽薄なこの曲と、海外のプロがコラボしたわけだから、大層サイコーな仕上がりになったということ。
コラボ先のConfidence Manも音が締まっててめちゃくちゃ聴きやすい。今後さらに注目。ていうか、CHAIの曲ってやっぱりすげえなって思った。
DURDN
ダーダンって読むらしい。日韓合同の音楽プロジェクトとのこと。
まじで突然サジェストに出てきて、あまりの洗練のされ方に度肝を抜かれた。
自分はこういうナウい音楽がティーンズに見つかってそっち方面にシフトするまでがめっちゃ好きだから、最近本当にアツい。誰にも見つからないでほしい。
でも、絶対にばかみたいに人気でます。
かっこよすぎます。そして流行りど真ん中。
柴田聡子『雑感』
シンガーソングライターとして、本当にかっこよすぎます。
柴田聡子本人が抱く抽象的な概念のアウトプットが、あまりにも素敵すぎる。
この人の書く歌詞はまじでいいな。とにかくオリジナリティがあるし、かといってわざと難解な表現を選ぶこともない。
『雑感』と銘打ったこの曲・・とりとめもない日常風景と柴田聡子の心象風景のコントラストがきれいだ。さとうもかでも書いたけど、落ち着いた曲をじっくり聴き込むには、相当の歌詞力が必要だなあと思った。
彼女の曲は聴きたいし、読みたい。
ぎがもえか『留守にする』『敵わない』
今年見つけた最高のシンガーソングライター。
本当はもうちょっと前にリリースされた『香る』という曲を紹介したかった。
なんで福徳なんだろ・・
やっぱり今年は疲れてたのかな。こういう落ち着いた曲に心地の良いテンポ、そして何よりしっかり練られた言葉をじっくり聞く、というのが多かったな。
件のグソクムズとのツーマンに行ったのだけど、普段のおっとりした話し方から急に芯があってのびのびとした歌を披露されて、好きになっちゃった。
あと最近リリースされた『留守にする』という曲。
今までのエモめなフォークソングとは打って変わって、久保田早紀の『異邦人』を彷彿とさせる艶やかなメロディー。幅の広さを見せつけられました。
妖艶な曲も素敵だ・・
ドミコ『血を嫌い肉を好む』
やべえだろ。
個人的に、2020年リリースの『VooDoo』にはどことなく疾走感とか狂気が足りなくてあまり聴いてなかったんですよ。
それで今年発表されたこのアルバム、ガチで最高でしたね。
『なんていうか』が完全にオアシスの曲で、何言ってっかまじで分かんねーけど秩序ある〜!とか思ってたら『問題発生です』『血を嫌い肉を好む』で引っ掻き回されて死にました。
ビリビリのギターサウンドに、何言ってんのかわからないボーカルは骨の髄まで痺れます。『こんなのおかしくない?』を初めて聴いた衝撃が蘇ったよ。
脇田もなり『PLACE』
シティポップど真ん中。最高!
リズム、シンセ、カッティング、そしてサビのコーラス・・
すべて好き。作曲陣には「冗談伯爵」で活躍している新井俊也という方が参加しているらしく、その音楽もまたたまらんのだ。
脇田もなり、ポップスのソロ歌手としては一番いいかもな。
この曲は結構前だけど、キリンジとコラボした一十三十一が制作に参加した、って言えばお墨付きだろう。かっこいい。
そのほか
毎年入れてるから今年は省きましたが、
- ザ・おめでたズ『GOOD BEER』
- OREASAMA『CONTINEW WORLD』
- YUKI 『Terminal』
とか、ずっと好きな人たちはいつも通り今年もいい音楽を聴かせてくれたし、
- Japanese Breakfast『Jubilee』
- Magdalena Bay『Hysterical Us』
みたいな海外のAOR×ポップス的な音楽も結構良かった。
上2つは似てるけど、どっちも好きだな〜基本めっちゃチルいくせにリズムが厚いから踊れる。
今年の自分のSpotify2021まとめと、上記曲を含めたプレイリストを紹介して終わりにします。
というわけで今年一番Spotifyで聞いていたのは「MELLOW MELLOW」だったようです。オフラインでもめっちゃ聞いてた分は反映されてないだろうけど、ちょっと意外だった。
上記で紹介した「グソクムズ」「ムノーノ=モーゼス」の曲もランクインしてた。
プレイリスト公開
2021iwakumo - playlist by iwakumo | Spotify
どうぞ。
以上、来年はもっとライブ行きたいな。