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『IMPERIAL BLUE』モーモールルギャバンが大好きなことを忘れがちになってた

IMPERIAL BLUE 聞いた。

好きだなぁ、モールル。

 

IMPERIAL BLUE

IMPERIAL BLUE

 

 

聞く頻度的には上位に来ないし、ライブもふらっと立ち寄ったら入場規制かかってたし、自分の中でわりと影の薄いバンドなのよね。

 

でもアルバムはちゃんと全部追ってて、BeVeci Calopueno なんかは、いつでも安心できるので困ったら聞いてる。

 

間違いなく好きなんだけど、万人受けしなかったり少し特殊なバンドだったりで、あまりモールルが好きだと公言することはなかった。そんなこんなで発売された『IMPERIAL BLUE』。

 

僕は叫ぶぞ、やっぱりモーモールルギャバンが大好きなのだ。

なんか懐かしくてセンチになる

思いますよね。

IMPERIAL BLUEのサビ、AI ha MABOROSHIのベース。やんなっちゃったBODYのグルーヴ感はBeVeci Calopuenoに収録されてても違和感ない。

今回のアルバムは、モーモールルギャバンを再確認できるというか。今までよく忘れがちだった変態的な優しさとまろやかさ、それを思い出させてくれる。軽快だからネタ曲のように聞こえるけど、優しくて寂しいメロディ、それがモーモールルギャバンなのよね。

 

ライブの盛り上がりや高揚した気持ちには実はあまり合わないよね。それよりも浮いたり沈んだりして不安定なときに聞くと、平均以上の気持ちへ引き戻してくれるような、そんな柔らかさと面白さ。後述するけど、まさにいまの自分が聞くべき音楽だった。

 

忘れてはならぬ

日々新しい音楽を吸収しようとしすぎてて、昔から好きだったものをじっくり振り返る姿勢が足りてないのかなあ、と。

インプットの量を増やそうと必死になりすぎているのかもしれない。斬新でクールな音楽を求めるがあまり、ふとIMPERIAL BLUEを何気なく聞くまでモーモールルギャバンが好きだということを忘れてしまっていた。

 

もし今年の新譜が無くて、それ以降の新曲が微妙だったら、モールルのことを好きだと再確認できなかったかもしれない。去年spotifyに加入してから何倍にも膨れ上がったライブラリ。ガラスの三十代は正直埋もれていた。聞くのを忘れていた。

最近ディグりまくってかっこいいのを見つけないと、という義務感に駆られることがあって耳が辟易とすることが多い。出会う音楽が多ければ多いほど、浴びる毒の量も増える。

 

ストリーミングは便利だけど、情報過多のせいで常にハイスピード取捨選択しないといけないのが嫌だな。機械的なオススメに一喜一憂するのは疲れるよ、じっくりと好きな音楽を聞くことが減ったかもしれない。

 

モーモールルギャバンの新譜『IMPERIAL BLUE』たった5曲に、気付かされてしまった。これから好きになる音楽を探すのもいいけど、今まで好きになった音楽をもっと大事にしたいなあ。以上。