ハイボール・ハイライツ

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音楽と週報 vol.2 2023/4/1〜4/7

スマホだと画面を横にするとアーティスト名が表示されるみたい。

フーバーオーバー

・Cory Henry

・Homecomings

松浦雅也(パラッパラッパー)

クラムボン

以上がトップアーティストでした。

 

今週は平日が少しだけ忙しかったので、既知のアーティストを聴くことで平静を保つような感じだったと思う。

平日はおもにフーバーオーバーを改めて一通り聴く。軽音楽の教科書的な存在で、メロディの遊び心が一線を画すバンドだなと再認識する。自分はリズムがしっかりしている曲が好きで、さらに音の種類もすくないフーバーオーバーみたいなバンド音楽は疲れているときに絶妙。海外クライアントとの対面ミーティングがあり、それ自体は大したものではなかったもののたいへん疲れたので、その日はいつもよりシンプルなメロディに聞き応えのある日本語歌詞を欲していて、一層フーバーオーバーが帰り道によく馴染んだ。自分の体内リズムのチューニングに最適なので、沈みきってはいけない・無駄な体力を浪費してはいけないという意味で今週はよく聞いた。

 

4/1は「エスターファーストキル」「トリとロキタ」を観たついでにパラッパラッパー のCDをレンタルできたのが何よりの収穫だった。「Toasty Buns」がクールすぎて音源が欲しかったのでよかった。この曲を見つけてから久しぶりにベースを弾くようになった。運指も簡単だし。昔の趣味が復活するのはいいことだ。

 

4/2は姉家族と両親と会っておいしいカニを食べた。姉家族は地方に引っ越すことになったので、甥っ子とはしばらくのお別れ。言葉を覚え駆け回る姿に成長を感じ、わたしのことを「おじー!」と呼んで認識してくれていたことに感動した。夕方、帰り際はCory Henryを聴く。「Fighting for Peace」がかっこよかったのでそのまま他の曲も、という感じだったのだが、内的なメッセージを軽やかに歌っている音楽が、最近の自分のトレンドかもしれない。

 

4/5にHomecomingsの新曲「US/アス」が解禁。あまりの良さに言葉を失う。19日発売のアルバムからそれまでのシングル曲が先行して抽出されていたのですべて聴く。「Shadow Boxer」を久しぶりに聞いてボロボロと泣く。いま一番好きな人たち。「Shadow Boxer」は世界の分断とたたかう曲で、創作を通してこのようなメッセージをしたたかに美しく発信できる人たちを尊敬したい。2日に会った甥っ子の無垢さが印象的で、彼には世界を分断するような価値観がまだ備わっていないんだなあ、としみじみ。どうか、ホムカミのこの曲のようにまっすぐな人間に育ってほしい。

その前の週、フィンランドのシンガーAURORAが、バンドメンバーがヘイトクライムを食らったことに対する声明を出していた。彼女の音楽も美しく力のこもったもので、世界を分断する嫌悪を払えるのは愛だというポリシー。なにかそういったものに共鳴し発信する場面に出くわしたら、自分はAURORAやhomecomingsの詩曲をベースに価値観を構築しようと思った。形がなくて流動的な愛とはなにか、それを追求するために音楽や映画を楽しむというのは、とてもすてきな取り組みだなと我ながら思う。人間関係を前向きに捉えられない自分だからこそ、なおさら。