ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.49 2024/2/24〜2024/3/3

1 少年少女合唱団みずうみ scrobble 25 曲
2 ズボンズ 23 曲
3 Cory Henry 21 曲
4 おとぎ話 21 曲
5 ZAZEN BOYS 15 曲
6 柴田聡子 14 曲
7 放課後ティータイム 14 曲
8 人間椅子 13 曲
9 Caravan Palace 12 曲
10 Mdou Moctar 9 曲
11 Pianica Maeda & Mumbia Y Sus Candelosos 8 曲
12 犬式 6 曲
13 長岡亮介 6 曲

日記を書く時間がなさすぎて仕事中に書いてる。日ごとに記録しているわけではないのでほとんど記憶に残っていないことが多く、観た映画とか良かった音楽とか、ビッグイベントについて抜粋して残しておきたい。簡易版です。

 

2/24(土)

午前中に何をしていたか覚えてない。お昼過ぎに実家に日帰りへ向かった。姉が九州から久しぶりに甥っ子を連れて帰省しており、両親もそろっていたので楽しみにしていたイベントだった。しかし前日だかに親戚が大所帯で集う会ということが判明し、一気にゲンナリした。親戚の集いが苦手。実家に到着してみるといつの間にか2人目を身ごもっていた従妹とその両親、従妹の一人目の男の子しかいなかった。良かった~。ひとつ年上のいとこの尖りに尖って才能が爆発した10代を知っているので、所帯じみた30歳のママになっていて、結婚・出産というレールの上に一度乗って走ってしまえば、それはそれで無個性な乗客のひとりにならざるを得ないのか、そうなれば終点まで安泰なのか、などと考えた。

自分のおいっこにも1年ぶりくらいに会った。名前を憶えてくれたし、かなり懐いてくれていたようでうれしかった。しかし2歳児の恐るべきパワーというか、余りある体力には全くついていけない。2歳児の腕力でもできる物理的な単純労働を任せたらかなりの労働力になる。。ミニカーと架空の道路交通整備ごっこをしていた。姉が憔悴しきっていたので交代して看ていたが、世の中の母はすごいと思いつつも、ちょっとでも姉がぞんざいな態度で甥っ子に接しているのを見ると、日常生活と心身がぐちゃぐちゃになってもなお子育ての価値ってそれを上回るのか・・?と懐疑的な気持ちになった。最悪な表現をすると、リスクリターンがかみ合ってなさそうって思っちゃう。久し振りに会った叔父さんはかなり老けていた。父親と3人で話しているとき、岩雲にいい人紹介してやってくださいよ~~~、という話をされた。もう慣れてきたが。

友人たちとテニスする予定のことも話したら、いとこ家族にグイグイ誘われて面倒だった。スクールに通え、道具はこれらを買え、絶対に続けろ、一緒にやるぞ、とまくしたてられ、挙句にはずっと映画見てるなんて良くないよ!と言われた。かなりインテリジェントで上流階級な母方の親戚、完全にマインドが昭和のハイソサエティ一家なんだよな。合わない。父方のほうの、東京の下町感覚でくだらないことをくっちゃべってるだけの親戚の集まりの方が好きだったなあ。

夕方には早々に親戚一家はかえっていったので、甥っ子と遊んで夜は料理を手伝いつつ、おいしいお肉を食べた。おいしかった。父親が自宅まで車で送ってくれた。ちょっと家に上げてくつろいでもらったとき、「スゴうす」の箱を出しっぱなしにしていたのを見られた。

 

2/25(日)
お昼から友人たちとテニスをする予定があったが、豪雨のため断念。吉祥寺に集合してボーリングをした。数年に1度のペースでボーリングしているけど、今回は最高148、5ゲーム平均119だった。結構よくない?この後数日間筋肉痛になった。
夕方から鳥貴族で飲み会。話していること30歳の話題になってきたが、ボーリングして鳥貴族で飲んでと、やってることは大学生から変わってない。こういうのでいい。
解散後に男性陣ですこし残ってコーヒーを飲みながら二次会をした。プロポーズと婚約、結婚式の話で盛り上がった。有名商社役員の娘と付き合っている友人の金銭感覚の話が面白かった。自分も恋人ができた旨を報告するも、お互いがお互いの恋愛に興味を持たない間柄なので、軽く流された。
帰宅して翌日が誕生日の恋人に、日付が変わったと同時に連絡した。彼女の早朝の出勤時間に合わせようと思ったのだが、送ってしまった。ちょうど実家からお母さまが遊びに来ているタイミングで、ちょっと電話をしたときに代わってくれた。すでに母娘間であだなをこさえられていて、軽妙な関西弁で会話が弾んでオモロだった。自然に話したけど、いま恋人のお母さまと電話してたんか・・とおののきながら就寝。
Cory Henryの新しいフルアルバムが素晴らしかった。これだよこれこれ、最新で今まで通りのコンテンポラリーゴスペル。アップテンポな曲が多くてノリノリだ。


2/26(月)
出社。仕事中に映画を1本見た。犬式人間椅子。帰宅して実家でもらったかた焼きそばを食べるなり。


2/27(火)
在宅。お昼はまたかた焼きそば。Pianica Maeda & Mumbia Y Sus Candelososを聞いて仕事。夕方早退して恋人と「ナイト・オン・ザ・プラネット」を観に行った。ジム・ジャームッシュは「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」が微妙すぎたのでそれ以降何も見ていなかった。オムニバス形式なのでテンポがよく、平日の夜にぴったりだった。
その後は時間が微妙だったのでマクドナルドで適当にジャンクご飯。そういえばお付き合いして1か月だ、という話をして、角ばらない付き合い方を象徴したような夕ご飯だった。めちゃくちゃ寒かった。


2/28(水)
出社。柴田聡子の新盤が世界を明るくしていた。しんしんと降る雪のようなアルバム。「ぼちぼち銀河」とは真逆で、幾何学的で入り組んだ電子回路のような曲が多いのだけど、ひとたび彼女の詩に傾聴すると安心する。いつも通りだな~、と。本当にかっこいいミュージシャンだ。地味にLAGHEADSとキリンジのコラボ曲もめっちゃ良かった。長岡亮介のアルバムは、やはりアコギの印象を超えてこなかった・・。
花粉症がやばかった日。初めて"発症"を自覚した日。本当に気持ち悪かった。
恋人がZAZEN BOYZのライブに行くという日だったので、今年のアルバムをもう一度一周した。ディスカウンテッド・・・ビア~~~~~


2/29(木)
在宅。「少年少女合唱団みずうみ」の発見に心が震えた。おとぎ話をたくさん聞いた。
退勤して「アメリカン・フィクション」を観た。こういう映画を見て「考えさせられる」という気持ちになれないことが多い。ジェンダー、人種、あらゆるマイノリティの在り方について考えて時間を費やした学生時代のことのおかげではあるのだけど、まさか新作エンタメの鮮度が鈍るとは思ってもみなかった。ジェフリー・ライトが”みんなの黒人”を演じてオラオラしていたのはめちゃくちゃに滑稽でおもしろかった。言葉遣いやアクセントも楽しみたかったので英語字幕で観た。アカデミー賞の作品賞に届くほどのパワーや勢いがあるかと言われれば、NOかな・・


3/1(金)
在宅。朝一で耳鼻科にいって花粉症の薬を処方してもらった。めっちゃ楽になった。適当に仕事して適当に早退し、恋人の家まで遊びに行った。道中聞いたCaravan Palaceの新盤、良かった。
おいしい牛肉、じゃがいものガレット、じゃがいもと玉ねぎとパセリのサラダ、謎の日本酒。二人の手作りはどれもおいしかった。食後は恋人が焼いてくれたパイ生地のケーキを食べた。食べ進めると中にちっちゃい陶器の人形が入っていて、フランスの伝統料理だと教えてくれた。なんて素敵な・・
プレゼント交換をした。喜んでくれてよかった。自分がもらったものも、"実用的ではないけど楽しい部門" "部屋に置きたい部門"どちらもノミネートできる代物だ。たのしい夜を過ごし、12時くらいに就寝。


3/2(土)
他人のベッドにも関わらずめっちゃくちゃに熟睡して7時前にふたりで希少。前日のケーキの残りと紅茶をいただいた。優雅・・。恋人がギターを教えてくれて、数曲弾き語ってくれた。カネコアヤノを弾き語っていた。「瞳をとじて」の劇中歌「MY RIFLE,MY PONY AND ME」の3コードを教えてくれた。C、G、あとなんだっけ?
お昼ごろまでうだうだし、近所のデカ公園にお出かけした。恋人の服を試着した。驚くべきファッションセンス。ふたりでおしゃれをしに出掛け、公園で三脚を立ててふたりの写真を撮った。いい写真だわあ。おにぎりを作って持参し、ボートの上で食べた。寒かったので、公園を一周して鍋の具材を買って帰った。帰宅して鍋を食べた。マロニーの代わりにフォーを入れた。フォー鍋、めちゃくちゃおいしくてウケた。
見てなかった「シェイプ・オブ・ウォーター」を一緒に見てくれた。恋人は4回目だったらしい。寓話的で神話的、さらにはポリコレ的ではあるのだけど、押しなべて全生物に共通する超自然的な概念としての愛とコミュニケーションの話で、良かった。


3/3(日)
朝早く起き、徒歩3分くらいにあるロイホでモーニングをした。これねえ、めっちゃ良かった。庶民的なのと贅沢が絶妙なバランスで、ひとつの体験として最高だ。だらだらとお昼ごろまで長居してしまった。
家に戻り、今度は僕の最寄り駅で予定していた夜の映画&ミニライブまで暇をつぶすことに。いつ出発しようかうだうだ考えながら一緒に過ごした。昼下がりの絶妙な温度と"完全な平和"の時間のおかげで、何時間も身体を寄せてのんびりしていた。自分は思考が蕩けきってしまっていたが、"別にしなくてもこうしているだけで良い"という発見があった。愛されてるって感じがする、という相手の発言が、これまでの自分の人生を浄化した感覚を得た。
夕方になってようやく動く気になり、移動した。夕ご飯を一緒に作った。ピーマンの肉詰めとポテトサラダ。わが自炊史の中でも最もおいしかったかもしれない。バタバタと近くの映画館に滑り込み、とある音楽映画⇒ミニライブに参加。めっちゃ楽しかった~。各公式アカウントの現場の様子に映っていて恥ずかしかった。
ライブ後余韻に浸っていた恋人が、そのままうちに泊まりに来てくれた。翌日は4:30に一緒に起きた。