ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.18 2023/7/22〜7/28

1 ザ・ラカンターズ 11 scrobbles
2 Towa Tei 9
3 Joe Pace 7
4 Kraftwerk 7
5 Wasia Project 7
6 Blood Red Shoes 6
7 Supermax 6
8 スピッツ 6
9 Luna Li 5
10 Nagakumo 4

ラカンターズ、めっちゃ好き。

7/22(土)

早起きして「マルセル 靴をはいた小さな貝」を観た。シンプルで優しくて、ボロボロ泣いた。よかった。ホエールのときもそうだったけど、朝一で映画を見るといつもより感受性がほぐれている気がする。

その後一度帰宅し週報書いたり昼ごはんを食べたりし、一眠りして夕方渋谷に繰り出しトリアー「メランコリア」を見た。キルスティン・ダンストの気だるげな表情が好き。無垢な人間を描写するために鬱状態であるという要素はこの監督には必須なのか。2部構成から成る世界の終末の話だったけど、姉妹の対比が非常に巧みで、引き込まれてしまった。結構好きだな〜。これにてラース・フォン・トリアーのレトロスペクティブ上映は終了。「アンチクライスト」「ニンフォマニアック」を見られなかったのは特に悔やまれないが、「ボス・オブ・イット・オール」というコメディはちょっと見たかった。「キングダム」で彼のコメディセンスの高さを思い知った。

帰宅中、門脇麦が電車にいた。ふつうに座っていた。人違いの可能性もあるが、だいたいこういう時は本人だと思った方が良い。しばらくして離れた場所に座っていたマネージャーと思しき人ともお疲れ様でした〜と言っていたので、本人でしょう。自分が大ファンだったとしてもこういうとき声はかけない派だけど、門脇麦は出演作品がいまいち好きじゃなくってなあ。あ、でも「あの子は貴族」は見たいんだった。役者としてはすごく好きだと思う。そんな見てないけど・・

帰宅してからのことは覚えてない。

7/23(日)

「別れる決心」を見た。韓国映画ってどんなにシリアスでも必ずちょっと笑えるシーンがあって、よいよね。内容は普通だった。演技の大げさ具合が結構日本のそれに似ている気がする。

その後帰宅して家事とか自炊とか色々やって、「キル・ビル」をみた。長らく配信されていなかったものがアマプラでレンタル中。そもそも1しか見てなくて、それも遥か昔で内容はほとんど覚えてなかったからほぼ初見。しかもタランティーノは「パルプ・フィクション」が刺さらなくて後回しにしていた。結果、めっちゃくちゃに最高で腰を抜かした。映画のことを色々知りたいのであれば避けては通れないね。しかも面白いときた。タランティーノ作品は今のうちに見なければ。。

その後フォロワーさんと雑談スマブラした。みんながんばって生きてるな。好きなことを仕事にしている人たちを尊敬している。自分もそうなんだが、、。ブログ読んでると言ってくれるの嬉しすぎる。ツイッター歴めちゃくちゃ長いけどいつだってあまり密な関係を気づいたことがなくて私的で内向的な目的だったが、最近声をかけてくれることが続いたし、外に目を向けてみるか?

映画を見たこと以外の記憶がなにもない週末。特に目新しい音楽も聴いていないようだった。

7/24(月)

在宅。仕事でモヤモヤすることがあり体調も芳しくなくて微妙な1日。とあるミスが発覚し、その原因に自分がちょっと関係あったのだが、色々うやむやになって取引先とその先の現場の責任ということになった。現時点で進行中の案件なのでとても心苦しいが、前のめりに「いや、自分のせいです!」とも言い切れず、言い出す気力もなく、蓋をした。すみません。それ以外の仕事は覚えてない。体調悪くて普通に昼寝した。

退勤して何かフィクションに浸かりたかったが元気がなかったので、短めの音楽映画「ショック・ドゥ・フューチャー」を見つけて鑑賞。テーマとなるのがテクノの開闢ということで、クラフトワークをはじめ、最近だとTOWA TEIに傾倒しているからかなりタイムリーだった。ストーリーもあっさりしていて見やすかった。機材から音が出たときのぞわぞわや身内のDJで流れる良い曲などなど、「あの感じ」がよかったなあ。結構好きだけど、映画っていうかなんていうか。DTMは全くやってないから再開したい。でも優先度が低い。映画鑑賞のそれが高すぎる。漫画はめっきり読まなくなり、ゲームも抑え気味になってきているから、意識せずとも本当に興味関心のあることは自然と食指が動くものだわな。

その映画プレイリストにいた「Supermax」というグループがとてもよかった。

7/25(火)

クラフトワークを聞いて出社。仕事なにも覚えてない。

夜、マッチングアプリの有料会員になった。十分に使いこなすにはさらに課金が必要らしくげんなり。誰からも反応が来ない。ですよね。もう何度もお金をドブに捨てては辞めを繰り返しているけど、もはやリストカット的に使用している気がする。非常に良くない。すべてを諦めるため、自分には可能性がゼロなんだと確信したいがために"虚いいね"を送る。この1万円があったら映画5本見られるよなあ。でも辞められないのだ、生物として、オスとして生まれ堕つかなしき怪物や。

この日はゴスペルをたくさん聞いていた。ちょうど遠藤周作女の一生」第2部を読み終えた。愛です。Joe Paceというゴスペルシンガーの曲がどれもこれもべらぼうによい。これが聞きたかった。

7/26(水)

月末の水曜、つまり新曲リリースが多い日。ぎがもえかの新曲を聞けてうれしい。グソクムズは安定している。なんといってもキリンジは最近すごい勢いだ。最近の曲群、今までで一番好みかも。アルバム楽しみだ。

仕事は覚えてない。打ち合わせがあった気がする。取引先の女性がおっとりゆっくりだったけど話し方や語彙が面白かった。好きな類のユーモア。

翌日は有給のためある程度仕事をきれいにして退勤。スーパーで大好きな豚トロが安く売ってたので買ったけどあまり美味しくなかった。見極めなければ・・

7/27(木)

有給。待ちに待ってはいなかったがラース・フォン・トリアー「キングダム」一挙上映の日。6時起き、7:20上映、23:30終演とかいうアホみたいなタイムスケジュール。とにかく眠すぎて意識していないのに何回も気絶した。結構人いっぱいいたなあ。みんな有給とってきたのかな。映画館のスタッフのみなさんも朝から晩まで本当に接客していてすごいなあと思った。最後の休憩のときホットドッグを買ったけどそのときレジでキングダムの話をしてくれて、なんて良いスタッフさんなんだ、としみじみ。椅子が自分の身体には合わないけど。仕事でお世話になってる方たちもいた。媚を売る気はまったくなかったけど好きめな人たちだったから挨拶した。

内容は大変満足!トリアーっぽいアクは意外と少なく、やはりデンマーク国営放送で猛烈な人気を博したところからも一般ウケを意識したのかな、といった具合。ただ出産シーンで局部が丸見えになったり奇形児や精神疾患の描写がリアルだったのがパンチを効かせている。というかモナって精神外科の医療ミスってこと?ロボトミー手術の術後の患者をあれで表現するの、やばすぎるだろ。

途中の休憩時間で喫煙したり軽食したり、本編の間には不意の睡眠に襲われたりで、意外と体力自体は保ったな。とにかく下半身の窮屈さが厳しかった。一番後ろの席をとって正解、体育座りできてなんとか耐えた。

肝心の最新作・エクソダスも非常によかった。Ⅱで丸投げになったラストをそう回収するか!といったところ。トリアー先生も楽しくやってそうだよね。結末も個人的には好みだなあ。というか25年?を経た新作を、首を切り落とすかのように一瞬でケリをつけられる能力はすごすぎると思う。ジャイアント・ウドキアも邪悪ウィレムデフォーも箔がついていたなあ。トリアーの認めた役者たちの変態的な活劇を見られてその点も大変満足した。ただ、もっと細かい考察や感想を残せるほどの元気があるかと言われれば、ない。その作品をすべて思い返すだけで15時間分必要になるわけで、ある種刹那的な体験だった。

日付が変わる頃に帰宅して、冷蔵庫開けたら作り置きのキーマカレーがあったので、数日前の自分に感謝してそれを食べて就寝。

7/28(金)

出社。朝一でキングダムどうだった、と周りの人に聞かれた。前日ろくなものを食べられてなかったので会社近くのちょっと高めのとんかつを食べたら胃がびっくりしたのか午後はお腹を下して大変だった。仕事は覚えてない。覚えてないというか、思い出せるけど覚えていてもしょうがないようなことしか起きなかった気がするので頭のメモリ節約のために思い出さないでおく。

ラカンターズ、TOWA TEIを聞いて帰宅。「ザ・フラッシュ」の劇中歌でビビっときて以来ラカンターズはちょこちょこ聞いてたけど、超好きかも。ガリガリのギターチューンでリズムが変わるっていうのが個人的にツボすぎる。

火曜にマッチングアプリの有料会員になってから非常に神経がすり減っているな。悔しすぎる。恋せよというメインストリームに抗えず、溺れるとわかっていても自ら渦中に飛び込んでしまうこの愚かさが。「ヒトリノ夜」の歌詞が最高なんだよな。

 

週末は「イノセンツ」「658km,陽子の旅」をみる。あと新作の試写もみるかも。土曜は家族と年一のうなぎ。