ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.21 2023/8/12〜8/18

1 YONLAPA 23 scrobbles
2 フーバーオーバー 22
3 The Japanese House 21
4 Girl Ray 16
5 The Hives 14
6 Cory Wong 12
7 Nagakumo 11
8 The Brand New Heavies 10
9 The Dinosaur’s Skin 10
10 はっぴいえんど 9

新曲多めの週。

8/12(土)

『牯嶺街少年殺人事件』を見にいった。エドワード・ヤンはひとつも見たことがなかったのだけど、「ヤンヤン 夏の思い出」がずっと見たくて、それ関連。クーリンチェはとにかく長い。。本当に長くて、しかもシャンテの椅子も苦手で辛かった。作品自体はかなり良質なのだけど、とにかく長い。カットしてまとめる技量が欠けているとしか思えない気がした。先月見た「ジャンヌ・ディエルマン」と似たような構成ではあったけど、ラストシーンにいたるまでの負の蓄積がなんかなあ、という感じ。正直あまり好みではない。あと中国の方がたくさんいてびっくりした。本国ではもう見られないらしく、観光客が中国の映画を目的に日本の劇場に来る、とのこと。最近のムーブメントのひとつになっているらしい。遅れてくる人たちにいちいち舌打ちしたり文句たれているおじさんが近くにいて、お前が出て行け、の気持ちになった。上映中はちょっと寝た。

帰宅してちょっと昼寝してチャーシューを作った。おいし〜〜

それを食べながら「グリーンブック」を鑑賞。爽やかで良い作品だった。ヴィゴ・モーテンセンのコミカルな役を初めて見て、その剽軽さに虜になった。翌週公開の「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の予習も兼ねていたけど、このクラスの大作をあまり見ていなかったので、この後ブームが続く。

翌日に備えて早寝。

8/13(日)

朝イチで「バービー」をみにいった。うーーーーん。評価が難しい。単純なウーマンエンパワーメントの映画ではなく、男性陣に対してはもちろん、女性陣に対しても皮肉たっぷりの作品だと思ったんだけど、読み違えているのかなあ。サーシャと母のスタンスすらも嘲笑していると感じ取れたのはひねくれすぎだろうか。それを踏まえてもジェンダー映画としては抜群の出来だとおもったし、さらにエンタメ性も備えていて良作だと思った。別に好きじゃないけど、価値のある作品だなあってかんじ。

 

nola1617.hatenadiary.jp

その後祐天寺のとある雑貨屋ポップアップショップでお皿を購入。道中は暑くてどうにかなりそうになり、最寄り駅でクラフトビールを買ってしまった。その後、それを飲みながら「ララランド」を見た。今更。普通でした。ミュージカルのわりにはセリフが多くてよかったです。エマ・ストーンにもライアン・ゴズリングにも、実はあまりはまれない。

その後チャーシューの残りで何かを自炊して、「ルーム」を見た。完全に「グリーンブック」からアカデミー賞作品を見るという流れ。これは良い作品でした。関連作というわけではないけど、「ショート・ターム」という映画を見たい。3連休中に7本映画を見られて満足だ。

この日はずっとGirl Rayを聞いていた。バービーのプレイリストが意外と微妙で、劇中での音楽もそこまで好みではなかったので、なんとなくガールズムービーから連想して聞いてた。途中で飽きたのか聞き尽くしたのかThe Brand New Heaviesにシフトしていた。

8/14(月)

在宅。仕事は覚えてない。関係各所でおぼん休みに入っているので若干暇。でもそのしわ寄せが翌週襲ってくるのが憂鬱。keptさんのスマブラ海外大会の同時視聴配信を見ていた。あcolaくんすごすぎる。個人的には海外プレイヤーは壁として立ちはだかってほしいという願望があるのでDabuzを応援していた。ダバちゃんの大会後のツイートがかっこよすぎて好きになった。その後はThe Japanese Houseと、ハイヴスの新アルバムを流しながら仕事していた。

夜は「ノマドランド」を見た。これも今更だな〜。フランシス・マクドーマンドの演技ってすごい。というか、汚いこともすべて人間の一部だというか。こういう役者を実力派と呼ぶのだろうか。

お世話になった前の部署の先輩が退職して結婚して東南アジアに移住するらしいので、クレイジーケンバンドの「シンガポール・スイング」を聞いた。のちに移住先はマレーシアだと判明する。

8/15(火)

出社。本当に何も覚えていない。新しい音楽も聴いていなかった。

8/16(水)

出社。はっぴいえんどサディスティック・ミカ・バンドをたくさん聴いていた日。

この日の1件目の打ち合わせは良かった。取引先が新しい商材?を紹介してくれたのだけど、普通に自分が好きで気になっていたということを話したら色々良くしてくれた。公私混同しつつあってちょっと良くないかなと思いつつも、まいいか。

その次も打ち合わせ。この会社はなんとな〜く成長しないだろうなあ、というセンスとかピックアップの仕方をずっと考えながら話を聞いていた。でも同席していた退職予定の女性も後任の方も若くてこぎれいな方で、どういう経緯で入ったんだ。クリーンな業界でクリーンな企業なのはもちろん、映画業界への夢を捨てきれなかった女子大生の駆け込み寺にでもなっているのだろうか。この会社からは特に買いたいものがないから、興味のあるふりをして話を聞くのが辛かった。時短勤務の上司とスケジュールが合わず、かなり大きい案件のすり合わせができなくてソワソワしていたのを覚えている。

なんとなく終日体調が悪い気がした。特に胃腸の。

帰宅して回鍋肉を作った。もう味付けや手順が染み付いていて多分目を閉じていても作れる。あまりにも大好きな料理だから食べるたびにツイートしており、過去の回鍋肉遍歴を遡れるのが我ながらおもしろい。

8/17(木)

在宅。なんか早起きしたのでホットケーキ焼いてのんびりしてた。

仕事を引き継いでいる同期が敷いたルールが厳しすぎてやや辟易とした。社内外問わず業務の割り振り全てに線を引きたがるやり方らしく、その線を自分が/第三者が超えるたびに彼女が築いた聖域を乱すな!といった感じで注意される。その完璧な構図を整えたのは大した能力だから素直にすごいな〜と思う一方、今まで自分はその日を生き抜くのに精一杯の仕事をしていたから、アドリブ力や勢いでなんとかするのに慣れすぎている。もっと柔軟でいいんじゃないの?と思いつつも、まだ半年しか経っていない自分と、5年もこの部署にいる同期とでは見えているものが雲泥の差だと自覚すべき。謙虚になって素直にアドバイスは受け入れよう。そう言い聞かせて白線の上からはみ出ないように歩く業務。自分がメインで他の人から引き継いだ別の仕事はかなり自由度が高くてストレスフリーなのが、余計に突っかかる。

そんなことがありつつも、YONLAPAの1stアルバムが全てを良くしてくれた。言葉にできないくらい好き。20代のうちに知った大切な音楽のうち、YONLAPAは筆頭の宝物である。10月の渋谷ワンマンも申し込んだ。

夜は「バーン・アフター・リーディング」を見た。何も知らないで見てかなり楽しめたのだけど、結構評価が低くて驚いた。キャストのバカ演技が絶妙で、テンポも良いし良い感じのブラックコメディだ。

8/18(金)

Cory Wongの新しいアルバムを聞いて出勤。先行配信されていた「Call me wild」以外は微妙だったなあ。

仕事でちょっとトラブルというか懸念事項が出てきたのでそれを週明けやらないといけなくなって、あとは適当に仕事した。歓迎会の幹事をやることになって、みんなからダメダメくん扱いされてかわいそうな後輩にも経験として手伝わせた方がよい、という話が当初あった。飲み会の幹事ごとき分業してやるのが馬鹿馬鹿しいので、普通にひとりで進めた。でも後輩くんはみんなとうまくコミュニケーションをとるのが苦手で、僕が幹事を一人でやってることすら、後輩くんの何かしらの悪口につながりそうだなあ、と思案してお店を探してもらうことに。男だ女だなんていうのは嫌いだけれど、女性社員の結託によりかわいそうな思いをしている冴えない男性社員がこの世にはごまんといる。そんな後輩くんにはなんとなく救いの手を差し伸べたくなってしまう。

退勤してマレーシア移住先輩の送別会に。前部署のオフィスを訪れたが、きれいでいいなあ。久しぶりに会う人が多くてドギマギした。結局仲の良い人たちと固まっていた。すでに退職した同期が、別の退職済みの元先輩と結婚するらしいという話題で盛り上がっていた。誰も知らなかったらしく、そのニュースの衝撃は計り知れない。でもそれをその場で初めて聞いた時、全く自分の心が動じなくてびっくりした。報せを聞いて(やべびっくりしなきゃ)という気持ちで適当に反応したけど、そうなんだあ、ということくらいしか心の底では思ってない。その同期くんは僕のことを仲良しだと思っているらしく、自分はその気が全くないのでつらい。入社前に顔合わせをし、そのまま勢いで二人で旅行をした。趣味嗜好や考え方、なによりユーモアセンスのどれひとつとっても自分には合わないなあ、と感じている。感性が合わないだけで一緒にいて不快になるような言動はないんですが。とてもチャーミングで思慮深いなあと感心もする。ただ、彼の現職場と自分のオフィスが近く、ランチ行こうよ、としきりに言われている。。行きたくない。。。自分からは連絡も企画もしないが、断れなくなったら僕と同じフロアにいる同期みんなに声をかけてつまらなさを薄める算段でいる。

翌日は朝から「オオカミの家」続けて「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」を見る予定だったので、大盛り上がりをよそにこっそりと送別会を後にした。帰宅中に聞いた韓国系?シンガーのKuembeeにちょっとハマっている。

 

なにかもっと重要な気持ちがあった気もする週。思い出せないからいいや