ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.15 2023/7/1〜7/7

1 グソクムズ 31 scrobbles
2 Blur 14
3 Homecomings 14
4 The Japanese House 14
5 ASIAN KUNG-FU GENERATION 11
6 スピッツ 7
7 フーバーオーバー 7
8 The Hives 6
9 Vacation Manor 6
10 猫戦  

だいたいいつもと同じラインナップ。

 

7/1(土)

会社のBBQの日。早起きしてめっちゃ雨降ってて最悪だった。集合場所について買い出し、アホみたいに重い飲み物を持ってびしょ濡れになりながら会場で待機した。腰を痛めた。午後は雨が上がったものの、代わりに気温がぐんぐん上がって蒸し暑くなり逆に最悪。地面はぐちょぐちょだし、環境は本当に最悪だった。

お肉とお酒は美味しかった。これまで話したことのない人たちとも話せたけど、その人たちも良い人ばかりで救われた。身の上話ばかりだったからあんまり覚えてないけど。映画「怪物」の話になって、是枝監督の裏の顔を聞いたりした。コーネリアスの新盤の話もした。ファッションを褒められた。頬を膨らませてぷい〜っていう怒り顔をしていた別チームの後輩にびっくりした。ずっとそのままでいてくれ。部長のセクハラに「おいおい〜w」とみんながヘラヘラしていたのが不快だった。いや、それを良しとする人たちで固まって楽しむなら邪魔する気は全くないのだけど。リテラシーが低すぎる。いつもジェントルなチーム長が飲みすぎて転倒していた。隅っこでマイノリティを題材にする映画のあり方について語っていたときが一番楽しかったかなあ。

とにかく良いTシャツと良いスニーカーがヘットヘトになり、それが一番の思い出。BBQ中はずっとアルコールシートでスニーカーを掃除してた。

夕方解散し、二次会メンバーと別れてグソクムズのライブに。体力がゼロに近かったので全身痛かったが、ライブは過去最高レベルに満足した。関係者席におめでたズがいて、グッズのキャップを被っていたのを見られていた気がする。「朝陽に染まる」が最期の曲で、アウトロの疾走感が長く続き、それがカーテンコールのようで感極まった。加藤さんは相変わらず無骨で素敵だった。この日はエルヴィスプレスリーみたいだなと思った。新曲もかっこよかった。King Gnuと似た道を辿っている気がする。グソクムズ、いま一番好きかもしれない。冬の曲が好きなので、12月の吉祥寺ワンマンが楽しみでしょうがない!

ライブが終わってとっても幸せな気分で帰宅。アドレナリンが出ていたのかライブの最期の方は身体の痛みも無くなっていて、それが終演後ずずっと戻ってきてとても辛かった。心が解けてゆるゆるになったのでホムカミを聞いて帰宅、倒れるように就寝。

7/2(日)

休養に徹した日。掃除をサボっていたので頑張った。床を拭いたら綺麗になってモチベーション上がった。掃除は目に見えて成果に直結する素晴らしいおこないである。夜、「X エックス」を見た。つまらなすぎ。話によると続編「パール」はそこそこクオリティが上がっているらしいので、少し楽しみにしている。

遠藤周作女の一生 キクの場合」を読み終えた。気になるフレーズを見返せるようにちょっとページを折っている。長崎の大浦天主堂に行きたい。

7/3(月)

在宅だったが、職場近くのビルが爆発した。その日休みだった同期が大丈夫?とチャットを飛ばしてくれて気づいた。あなた休みの日なのに何、そのナイスな気遣いは。うちのオフィスまで振動や音が届いたらしい。この週、この話題で持ちきりになる。おかげで打ち合わせの話題にも困らなかった。keptさんの配信を見ながら仕事した。ボーナスの話をした。部全体で業績が悪いのであまりよくなかった。でも前の部署でも不当な評価だった気もして、今回同じくらいでなぜ?と思った。一応異動前の業績を考慮しつつ、さらに異動後の働きぶりを高評価してくれていて、まだ歴は浅いけど平均以上だよと言ってくれて、良かった。自分が優秀だとは思っておらず、チームメイトにポンコツが多いだけなんですけどね〜。とは言えない。基本給もちょっと上がる。引っ越ししたいけど、この町の中から出たくないからなかなか良い物件がない。前住んでいてた物件の光回線を解約してないことをふと思い出し、速攻で解約手続きをした。スムーズにできるのかな?立会いとか発生したらだるすぎるのだが。自分が悪いけど。。

夜「エレファント」を見た。かなり特殊な構造の映画だったけど、高校での銃乱射という題材や脚本なしのセリフだったりとにかくナマの感覚をずっと見せられており、ラストの銃撃シーンにそういった日常パートが蹂躙されて終わるので、見終わっても固まってしまった。好きな映画。

短い映画だったので「離婚しようよ」を見てみた。結果1話の40分くらいまでしか見られなかった。見てればコメディってわかるのに、輪をかけておどけたBGMが邪魔で気になる。松坂桃李は相変わらず自分にはハマらない。仲里依紗はとてもよかったけど、登場人物すべての演技やセリフが漫画みたいだった。そんなこんなで合わないと思って断念。国内外問わず、ドラマっていうのが苦手になってきた。

水出しアイスコーヒーの器具を落として割れてショックだった。

7/4(火)

出社。爆発の話題でもちきり。KEEP OUTのテープが燦々としていた。現場には野次馬がたくさんいた。仕事は暇だった気がする。雑務をこなしながらデスクで映画を1本見た。会社のルールが変わってこの週から出社が増える。

ブラーのアルバム「Great Escape」が好みでずっと聞いていた。こんなキャッチーだったの?と思った。色々な変遷があったんですね。「Globe Alone」が特に好きだけど、なんかブラーじゃなくても良いかも。

オモコロCHの逆再生大喜利が下らなさすぎてゲラゲラ笑った。

7/5(水)

朝から新曲がたくさん。ザ・おめでたズ「SUMMER WAVE」は思ったよりチルめの曲だった。「夏マン」好き。思い出野郎Aチームの新曲も良かった。ソウルピクニックも行ける。そしてアジカンの「サーフブンガクカマクラ(完全版)」を一周して出勤。

この日は非常に盛りだくさん。お客さんと2件打ち合わせがあり、面倒だったな。でもやっぱり好きで蓄えた知識が活きるのはかなり嬉しい。作品は覚えてるけど具体的な会話の内容は覚えてない。

ランチは海外の取引先が来日していたので和食MTG。英語、話せるけど話せない。日本語でも考えながら話しながらという話題には英語は難しい。日常会話や自己紹介とか、何もそのトピックについて考えなくても良い話題は普通に話せる。ビジネス英語と日常会話の差を思い知る。自分の名前は英語で発音するのが難しく、誰と話しても最終的には覚えてもらってないな、という感じがする。自分の名前は好きだけど、イングリッシュネームほしいですと職場の人に相談している。

夕方は「ミッションインポッシブル デッドレコニングPart1」の試写会へ。いつもどおりの出来で安定していたけど、前後編に分かれているからか、随所の会話シーンがいつもよりちょっとコミカルだった。緩衝材が散りばめられててみやすかった。あとトムクルーズも老いを隠すことなかった気がして、それがすごく良かった。若作りを感じさせず、等身大の60歳が最高のアクションを披露してくれるのがいいよね。伏せる情報でも自慢する情報でもないけど、招待されて内心ちょっと嬉しいなあ!と思ったりした。感想解禁に合わせてめっちゃ呟いてやろうとも思ったけど、それはさすがに節操ないのでやめた。

7/6(木)

出社。仕事は覚えてない。用があって連絡した前部署の同僚に会いたくなったので当日の夜飲もうという話をしたら快諾いただけた。

2,3ヶ月ぶりくらいにあってたくさん話した。その人が彼氏を別れた話を聞いて、その顛末に心が痛んだ。他人の恋愛なんてどうでもよいはずなのに、相手方の男性に対する怒りと、同僚に対する悲しみがまぜこぜになって本当に泣きそうになった。思わず、僕は何があってもあなたの味方ですよ、と言った。こういうときにこういうことを物怖じせずに言えるきらいがある。ドラマかて。

自分も溜まっていた日々の息苦しさを久しぶりにすべて吐き出した気がした。ちゃんと呼吸ができていた気がする。もうずっと前の恋人に囚われている話、性別をかなぐり捨てたいけど煩悩も性欲もあって辛いという話、30を超えたら諦めたいという話、30を超えても女遊びに興じる男性がいてそれを好きになる女性もいるから大丈夫という話、30代半ば女性のライフステージが家庭の有無によってかなり左右されて困惑するという話、結婚を諦めても仕事を頑張る気も起きずバリキャリにはなれない話、雷や凶弾が自分の生殖器だけを貫いてほしいという話、など。意味のない空想のことをたくさん話した。反応をみるにいまいち響いていないような相槌ばかりだったような気もするけど、それでも自分の哲学や愛について一方的に話しても嫌わないで否定しないでいてくれるこの同僚が好きすぎる。本当に幸せになってほしい。そのために僕もなにかしたい。愛だ!

「わたしたち、生き辛いね」と総括してくれた。対話の重要性はここにある。対話することで自他共に救われるのだ。本当に大事だ。もしかしたらこの日この同僚と会って話せたのは映画「ぬいしゃべ」のラストの対話と同じだったかもしれない。

7/7(金)

出社。暇だった。仕事は覚えてない。前の部署で自分しか知らなかったクローズ案件の引き継ぎでずっとチャットしてたのは覚えてる。

定時きっかりに退社して東中野ポレポレで「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の舞台挨拶回をみた。新谷ゆづみさんの登壇回だったのだけど、元アイドルということもあって”そういう人”がたくさんいた。嫌だった〜〜〜〜〜。写真撮影がコスプレイヤーに照準を合わせるカメコのそれに見えて早く帰りたくなってしまった。物語の中枢、ひいてはこの映画に対する自分の評価にも響くくらいのことを質問したかったのだけど、ファンボがものすごい勢いで挙手しているのを見て諦めた。いや!この人たちもちゃんと作品を見て、俳優としての新谷ゆづみを見にきているんだ!と考えを改めてみたが、終演後ツイッターで検索したら新谷ゆづみを女性アイドルとして応援しているツイートばかりで最悪だった。

2度目の鑑賞となって、前半パートはやっぱり退屈だった。そこはもう事実。それを踏まえてもラスト七森と麦戸ちゃんが対話するシーンが本当に素晴らしいから見にいったのだ。「僕は男だから それだけで誰かを傷つけてしまう こわがらせてしまう 僕は人がこわい」という七森の言葉を一生忘れない。七森が麦戸ちゃんの傷に真には寄り添えないという悲しみも、忘れない。だからこそ対話をしてお互いを抱擁しあう。その暖かさをずっと覚えていたい。

白木はその暖かさの外にいる人間で、打たれ強くてしなやかな女性だ。そういう人間がどのようなアプローチで親友を救おうと言葉を投げかけるのか、それを新谷さんに想像して教えてほしかった。この映画に救われる人はたくさんいるはずで、そのきっかけである対話の重要性を主人公に気づかせたは新谷さんの役なのだ。だからこそ、彼女のどんな言葉で人が救われるのか、知りたかった。なのに!まあ、いいです。

それが終わって携帯を見たら特に仲良くもない同期の中心的な存在の人からビアガーデンに誘われておもしろかった。いつ振りだよ、ぜったい人数足りないからだろ。思い出野郎Aチームのライブと被っていたので迷うことなく断った。その連絡が来た時点ではまだお金払ってなかったけど。でもおそらくその同期たちと久しぶりに会っても、男と女の話、業界のすごい人や先輩の話、自分の知らない人のゴシップで盛り上がるんだろうなあ、と目に浮かんだので行きたくない。思い出野郎Aチームのライブで涙は流れるけど、同期と話しても心は動かされない。ライブでは壁のないユニバーサルな一体感を感じられるけど、あらゆる個性ごとにカテゴライズを試みる同期たちと飲んでも自分は断絶される側だ。だから行きません、ごめんなさい。

それはそうとThreadsは完全に劣化ツイッターで合わない。ツイッターを15年?くらいやってるからもう今更移住は無理なんですよねえ。

週末から、ラースフォントリアーとシャンタルアケルマンの回顧上映が始まる。7月の映画スケジュールは本当に忙しい。