ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.33 2023/11/4〜11/10

1 フーバーオーバー 25 scrobbles
2 パソコン音楽クラブ 23
3 YUNG BAE 22
4 tomoo 16
5 tiny yawn 13
6 The Hives 11
7 アークティック・モンキーズ 11
8 小沢健二 8
9 東京女子流 7
10 Kiki 5
11 グソクムズ 5

 

全体的にあまりしっくりこなかった週。tiny yawnがかなり好みだったが、羊文学すぎてちょっとおもしろい。でも好き。2日ほど通勤時間にWalkmanで聞いた。それでフーバーオーバーをまた改めて好きになる。

11/4(土)

朝一で「理想郷」をみた。いやあ、よかったな。感想はfilmarksに残したのでここではいいや。ル・シネマの環境が好きだ。「ゴーストワールド」のフライヤーが置いてあったので、2部もらってダイソーでこしらえた額に入れて飾った。夜、最寄りの映画館で「ビデオドローム」をみた。その後帰宅してからなんとなくEテレを見ていたら「笑わない数学」という番組がやっていて、見入ってしまった。知的好奇心が刺激された気持ちよかった。ずっと映像作品に浸っていた日。特筆すべき曲も聞いておらず、それ以外、何も覚えてない。

11/5(日)

日中何したかなあ。午後、徒歩数十秒の距離に新しくできたケーキ屋に行ってみた。おいしかった。というか有名なパティシエのお店らしい。太ってしまう。ケーキを食べながら年明けすぐ公開のディストピア映画を試写。映画館で見た方がいいなあ。でもリアルタイムで劇場に行くかと言われれば行かないので、こういう機会に先取りして試写できるいまの環境に感謝。そもそも近年はディストピアものの映画を見ていなかったことに気づいた。天国大魔境的な世界観の作品。ちゃんと作り込まれていたし、ヒットしそう。

その後自炊して、最寄りの映画館で「ザ・ブルード 怒りのメタファー」を鑑賞。度肝を抜かれるボディホラーに圧倒された。これは去年の「TITAN」や名作「鉄男」など、自分の好きなテイストの作品の始祖といっても過言ではないかもしれない。不気味な造形と、子供のカラーリング、何と言っても怒りの感情が自分の子として産み落とされるという設定に興奮する。40年前の作品ってまじかよ。後半の畳み掛けには思わず固唾を飲んで、拳を固めて前のめりに見てしまった。終わってみればたった90分程度の作品で、あまりにも濃密なアトラクションを体験した。久しぶりに評価星5の作品だった。

11/6(月)

出社。仕事は覚えていないが、連休中にゴジラ-1.0を見た人たちとオフィスで談義したのが楽しかった。自分と同じ感想(酷評)の人がいて安心した。ほかにも新作の話をたくさんして、退勤。Young Baeやパソコン音楽クラブを聞いた。前者はいつもあまりしっくりこないのだけど、後者に関しては今年発表されたアルバムはとても好き。一曲一曲の構成がしっかりとつながっていて、最後の最後に高橋芽衣さんとのリード曲で締められているその物語が素敵だ。未知なものに心を躍らせていこう、という新進気鋭のアーティストが放つメッセージを改めてしかと受け取った。今年のよかった音楽をまとめる時期が近づいてきたので、ハイヴスとTOMOOのアルバムを聞いた。

11/7(火)

出社。上司と、その人と結託してチームを裏で操作する同期社員と今後のミーティングをした。社会に出てから、男性よりも女性の方が明らかに仕事がうまいと思う瞬間がなんどもある。今のチームもそう。自分によくしてくれるおじさん社員をことごとくポンコツ呼ばわりして切り捨てようとしている姿はかっこよかったが、そういう話はかならず私怨と悪口がつきものなので、それさえ口に出さなければもっと信用できるのになあ、と自分の評価がある程度担保されていて女性社員たちの結託に加えられそうになるたびに複雑な気持ちになる。徒党や派閥という概念が嫌いだ。

ウォークマンで昔の曲を聞いた。

11/8(水)

在宅。長めのMTGがあった。途中で飽きてスマブラの動画を見ていた。恋人と共有しているプレイリストに見慣れないアーティストが追加されており、何かの兆候か、気づかなかっただけか、AIの気まぐれサジェストか、わからないままtiny yawnを聞いた。ふつうに好みで流しながら仕事した。

お昼、徒歩数十秒の立地に開店したつけ麺を食べた。どうやら有名店の分流らしいが、なんていうか普通だった。ていうか高い。並ぶリスクもあって、1000円かあ。しばらくいいや。でも町田商店とか唐揚げ屋が雑に増えるよりマシ。

適当に退勤してアキ・カウリスマキ作品「パラダイスの夕暮れ」「マッチ工場の少女」を2本見た。短くてセリフも少ないし見やすかった。極限までそぎ落とされた構成に惚れ惚れする。これは逆に家でみるのにちょうどいい規模かもしれない。今度リバイバル上映をするらしいが、スクリーンだと持て余してしまうかもしれないと思った。

「パラダイスの夕暮れ」で今年200本めの映画だった。まだまだ知るべきものを知らない。欲がとどめない。

ずっと前のオモコロボイスドラマに爆笑した。アニメオタクやそのフォーマットをゲラゲラ笑いながら作ってそう。元の記事も読まなきゃ。ARuFaと加藤さんうますぎるし、永田がただの永田なのも面白い。合言葉「おもろ」でぶっ倒れるくらい笑った。ここ最近記憶に残っているコンテンツの中で一番笑ったやつ。まきのの必殺技、発声が良すぎる。

11/9(木)

出社。覚えてない。行きはWalkman,帰りはずっとフーバーオーバー。それ以外何も覚えてないな。思い出したら追記する。

11/10(金)

出社。KIKIと東京女子流を聴きながら出勤、あまりしっくりこなかった。夕方、別チームの人に二郎系ラーメンに誘ってもらった。一番少ない量にするも、胃が爆散。器を持った瞬間にヌルッと脂が指について嫌だった。味はふつうに美味しかったけど、家系の方が好みだ。同時に同じ量を食べ始めた女性社員よりも遅く、なんだか損をしたランチだった。とにかく味はよかったので、人々がハマる理由もわかる。なぜ適量の二郎系ラーメンの店が生まれないのか本当に不思議。

結構ちゃんと仕事して退勤。

 

週末は「正欲」とカサヴェテス作品をみる。「震える家族」も時間があれば見たい。携帯電話を触るたびに「連絡ねえな〜」とほんの少しチクりとする日々が嫌すぎる。元気かなあ〜と気長に案じるしかない。