ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.32 2023/10/28〜11/3

1 在日ファンク 25 scrobbles
2 ザ・スミス 23
3 Base Ball Bear 20
4 小沢健二 18
5 ラッツ & スター 16
6 韻シスト 15
7 田島貴男 13
8 キリンジ 12
9 ぎがもえか 9
10 Smoove & Turrell 7
11 クラフトワーク 7

田島貴男長岡亮介のライブアルバム。在日ファンクのアルバムが聞けてとても嬉しかった。

10/28(土)

目黒シネマで「ヴァチカンのエクソシスト」「エクソシストDC版」の2本連続鑑賞。面白かったし、目黒シネマはラインナップがいつも良いので通いたくなった。ちょっとアクセスが面倒なのがなあ。上演中めちゃくちゃ喋る夫婦がいたのが嫌だった。

屋外が暑すぎて本当にキレながら歩いていた。まったくもって秋から冬にかけての雰囲気が感じられず、生活も楽しくならない。個人的にこの時期になっても一向に気温が下がらず暖冬になるというのはかなり一大事。本当に日々を生き抜く気持ちがなくなる。それくらい、秋〜真冬が好きだと自覚した。たしかまだ口内炎が治っておらず、お昼に食べたモスバーガーの塩気にやられていた。

帰宅してハンバーグを作った。いつも水で蒸して中身が硬くなってしまうのが気になっていたのだけど、なんとなく酒で蒸したら中ほろほろになってとても満足した。

なんとなく見たい映画がなかったので、オウム真理教ドキュメンタリー映画「A」をみた。近々「福田村事件」も見るつもりなので。結構ながら見をしたけど、面白かった。

10/29(日)

午後から「ザ・キラー」を鑑賞。これは劇場で観てよかった。。家で観たら暗くてわからないし話もスローだし、微妙だったかも。デヴィッドフィンチャーの最新作を観られたというだけで高揚したけど、中身としては特に特筆すべき点はないかもなあ。

吉祥寺から歩いて帰宅しようとするも時間を計算すると夜に差し掛かりそうだったので途中乗車。ベボベの初期音源と、「ザ・キラー」の劇中歌だったザ・スミスをたくさん聞いた。

帰宅して何かしら料理して、「べいびーわるきゅーれ2」を観た。ちょっと途中から飽きたかも。それにしてもアクションシーンにボクシングや格闘術のフォーマットが組み込まれているのは非常に見応えがある。タイマンで人間同士が戦うことを想定したら、たしかにボクシングのような構えや防御術って有効そうだよね。マトリックスで衝撃だったのもそうだが、何かしら型にはまった格闘術をベースにしたアクションは良いな〜

夜、音楽を聞いた。久しぶりに安藤裕子を聞いた。「JAPANESE POP」は良いな。「健忘症」「問うてる」といった、人生ベスト級の楽曲がある。恋人からは連絡がないことをしみじみと噛み締めてただただ映画を見たり普段通りの生活をした週末だったけれども、勝手にひとりで感傷に浸って「健忘症」を寝る前に聞いている形跡があった。キモい。しゃきっとしたい。

10/30(月)

出社。前日の夜を思い出してげんなりしながら出勤。ぎがもえかのアルバムをまた聞いた。いいなあ。。。。

仕事は覚えてない。経験という理由で海外との謎MTGに混ぜてもらうことが多かったが、さすがに内容がわからなすぎて意味不明なので断るようにした。

インスタグラムでフォローしているドラムンベースの二人組動画にきゅんとした。ベースの人、見た目が好み。ファンションとか。そして関西弁を話す姿も良すぎてライブ配信も最近追うようになってきた。演奏自体も、曲のセンスもめちゃくちゃに好きなのだけど、果たして見た目がタイプでなかった場合、ここまで応援していなかっただろうな、ということも思う。

久しぶりに韻シストを聞いたけどしっくりこなかった。その後↑の動画が良すぎてラッツ&スターを聞いた。鈴木雅之、よくよく見るとめちゃくちゃかっこいいな。

10/31(火)

朝はゆっくりしてちょっと遅めに本社までお出かけ。インフルのワクチンを接種した。色々な顔見知りとすれ違い、困惑した。同じ回に自分の部署の部長がいて本当になんでだよの気持ちになった。一瞬(一緒にオフィスまで戻るべきなのか?)と逡巡するもそんなわけないなと退散。最後にすれ違った同期から大声で名前を呼び止められ、本当にやめてくれと思った。活力の熱波みたいなものに圧倒されて声が出ず、「あたしのことわかってない!?ガハハ!」と言われた。(この人のことなんて呼んでたっけ?)と考えていたらそれを言われたので「わかるよ!」と言ってやり過ごした。疲れた。。

その後出社し、A24映画にまつわるとあるニュースを見て、すかさず上司に世間話をした。仕事は覚えてない。この週は平和だったような気もする。

ラッツ&スターザ・スミスクラフトワークを聞いた。

11/1(水)

在宅。そこまで忙しくなかったのと、新曲リリースの日が重なって素晴らしかった。在日ファンクが完全に復活してとっても嬉しい。今年のベストアルバムに絶対入れたい。リリースワンマンも行きたかったが、色々なライブに一緒に行こうと画策していた恋人をよそに行く気が起きず、断念。

ひとしきり在日ファンクを堪能したところで小沢健二から長岡亮介になんとなくシフトした。これから毎週水曜を在宅勤務の日にしようと思っている。なぜなら新曲リリースの曜日だから・・。適当に退勤して何か自炊して、「ウェンディ&ルーシー」を見た。今度公開する「ファースト・カウ」が結構良さそうだったので、その監督関連。犬を飼える経済能力がないことを自覚し、手放すという物語。良かった。ミシェル・ウィリアムズがめちゃくちゃよかった。

11/2(木)

出社。参加意欲の湧かない案件に巻き込まれ、主導している同期から八つ当たりをされ疲れた。あなた、自分が闇雲に突っ走って他のメンバーが辟易しているのに気づいてくれ。そして僕のことを味方につけようとしないでくれ。ミーティングの収穫がなかったのはメンバーのやる気が欠けているからではないのだよ。と思って、仏の心で電話で愚痴を聞いた。彼女は裸の王様状態になっていて気の毒だ。眼高手低なのと、いまの環境で彼女より能力の高い者もあまりいないから、御山の大将だよ。そんなに上をめざしたいならさっさと転職すればいいし、ぬるま湯に浸かっていながら下々をマネジメントして気持ちよくなるのは、あまりにも己のスタンスと相反してはいないか。でもその同期のことを考える時間は無駄だし、自分は恩義があるし、考えることをやめた。

業績悪化のため人員整理が入るらしい。コミュニケーションに難ありの後輩くん(非正規)が契約を切られることに。突然の話すぎた。かわいそうすぎる。彼は女性社員の子供じみた結託によって順当なコミュニケーション能力が育まれず、さぞストレスにまみれた環境で数年を過ごしたことだろう。自分ともう一名の男性社員と話すときは人が違うように楽しそう、と最近色々な人から言われる。かわいそうに。その表情を引き出せないまま働かせていた職場だったのかあ、と今更ながら落胆した。自分は女性の先輩や上司に意識せずとも好かれる性格だけど、そうでない人は本当に分断されてしまいがち。確かに仕事の進め方はめちゃくちゃだけれど、ろくに社会人としての研修ないままぬるっと雇用され、チームメイトから虐げられ、本当に気の毒だ。この後輩くんがクビになるということを笑い話にされたら本当に怒っていまうかもしれない。でも実家は超裕福で働かなくても全然良いとか言ってたから、それはそれでなんなんだよ、とは思う。新天地では活躍してほしいというよりも楽しく働ける環境に行き着いてほしいと願うばかり。

別のチームからうちの方にも異動するとか、派遣社員さんの動向も変わるとか、厄介なことになりそうな予感がしている。というか、誰彼構わず巻き込んで厄介ごとにしたがる人もいるのが面倒だ。別に誰が来て去ってもいいし、誰と組まされても自分は文句ないっす。という感じ。

11/2(金)

早起きして朝一で「ゴジラ-1.0」を観た。今年ワーストの一本。「世界の終わりから」と良い勝負。

自分のゴジラ体験そのものが浅く、「シン・ゴジラ」ファンの身としては庵野監督の絶妙な演出が好みだったんだな、と気付いた。どんなセリフと演出を加えようとも必ず書き言葉を読むだけの作戦会議になるのであれば、庵野監督の様式美に合わせた方がしっくりくる。マイナスワンでは戦後の男社会や一機入魂的なマインドが蔓延っていて、アメリカでトップガンがヒットする要因と同じなんだな、と。マイナスワンの気持ち悪さは戦後特有のものではなく、現代に生きる自分が脈々と続くソーシャルプロトコルに全く迎合できないだけという結論に至った。ああ、本当に気持ち悪い映画だった。24時間テレビや地上波番組のノリとか、日本のスポーツに全く参加できない性格を実感した。それでシャニカマだの拗らせだの言われてもしょうがない気がする。数的マイノリティで異端分子だと思う。これからも大人しく一体感よりもマイノリティについて、現実よりもフィクションについて、そんなことを映画と考えようと思った。

と、思って自分を宥めたんだけど、やっぱり映画のクオリティとしてどうかしてるよ。本当に駄作。

その後帰宅して昼食を家で食べて、昼寝した。近頃首を痛めており睡眠も浅い。いつもの通りだけど。夕方までがっつり眠れた。

夜、スーパーでブロック肉が安かったので角煮を作ろうと思い立った。それからスムーズに調理を済ませられたのがすこし嬉しかった。知識や技術の蓄積を実感したときの喜び、いいよね。角煮丼が美味しかった。

食後は12月公開のとあるホラー映画を試写。若者の価値観を盛り込みつつ、ベースとしては古き良き交霊術と悪魔の甘言。要素だけ切り取ってみれば特に目新しいものはないのに、アメリカの現代カルチャーとティーンズの性質とうまく絡めていて、そのあたりが良かったな。逆にいうとホラー要素はさほど強くなく、ティーンの人間模様や葛藤に没頭できるといいかなという作品。

 

3連休初日なのですこし夜更かしした。恋人がいようがいまいが映画を観ることだけは変わらない日々の中、映画だけである程度満足度を得られるのでは?と悪魔が囁いてくる。そんなことないんだけどなあ。彼女の方がそんなことを思っていそうで悲しい。多分にある余暇のほぼすべてを映画鑑賞に充てているだけなのだが。その多くを恋人に充てるようになったとて、何の不満もない。映画を観る時間なんてどうにでも捻出できる。

とかいうことをずっと考えた1週間。そして何より火曜日から首が痛い。生活に支障が出ている。

土日は「理想郷」と、クローネンバーグの旧作を観る。