ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.11 2023/6/3〜6/9

1 オアシス 15 scrobbles
2 小沢健二 12
3 Confidence Man 11
4 Nagakumo 11
5 ジェイムズ・ブラウン 8
6 Cornelius 7
7 Nile Rodgers 4
8 SpecialThanks 4
9 Tha omedetaz 4
10 The Japanese House 4

 

ウォークマンで聞いていた日が多かったかな。

6/3(土)

「怪物」を見た日。いい映画だったなあ。別に是枝監督作品は特に好きでも嫌いでもないんだけど、昨日6/9に職場で是枝監督好きそ〜って言われたのが気になっている。そう見えてるんだ。

この日もまた吉祥寺でZINEフェスをやっていたので映画の帰り道に寄った。「ダーウィン事変」の批評マガジンが面白そうだったので買ってみた。編集者募集してますって言われて、なんとなく興味が湧いている。期日や内容といったものに縛られた途端に何もモチベーションがなくなるのが目に見えてるから、興味本位だけで申し込んでみるのも悪い。というかそもそも買った批評はまだ読めてない。

ZINE界隈、とても楽しそうだなあって思ってる。けど、自分がやるとしたら映画か音楽の話で、なんとなくオリジナリティ出せないよなあ、じゃあ出す意味もないよなあ、とやったこともないのに尻込みしている。

夜、「歩いても歩いても」を観た。YOUってこんなに良い演技するんだ、とびっくり。ほぼタレントのYOUそのままだったけど。みんな演技が上手な一方で是枝監督のエンタメ感覚があまりにも静的かつ放任なのが好き嫌いわかれる理由だよねえと思っている。「怪物」のラストもそうだけど、自分は特に最後を放り投げられても気にならないかな。

この日、新しい音楽をひとつも聞いていなかった。

6/4(日)

早起きして「渇水」を観た。磯村勇斗がいなければ絶対に気絶していた。ありがとう。特に感想もない。気に食わなかった映画の感想を書く時間は無駄な気がする。ただ、唐突に生田斗真が森の中の渓谷?に出向き、小さめの滝と川に入っていって自然から水分を体全体で感じる、みたいなシーンがあった。そこがまじで面白くて、生田斗真と自然が入り乱れる編集とギターのBGMが絶妙で、どうみてもいろはすのCMじゃん・・っていうのがツボだった。その時点でもう気絶しかけていたのだけど、その後は「あのシーンめっちゃおもしろかったな」と思い出すことでなんとか耐えることができた。

その後「ウーマントーキング」を観た。実話ベースとはいえ、ある程度の設定はほぼフィクショナルで、結構無理があるだろ、と思っている。読み書きできなかったり、現代テクノロジーから隔絶されていたり、そんな状態であそこまでロジカルな話し合いができるものなんでしょうか。というか、ルーニーマーラの役が知的すぎる。

そういった設定上の粗探しは割と些細でもあった。だいたいずっと同じ場所で議論しているだけだから。その話し合いの内容はとてもよくて、現代社会の問題提起うんぬんというよりは、個人的にはオーガストに涙してしまった。総じて、いい映画だったなあ。なにより、ジェシーバックリーが「MEN 同じ顔をした男たち」の主演になっているのが最高というか・・

オザケンを聞いて帰宅。「ナイトクローラー」を観た。アボカドとトマトの即席サラダが美味しかった。忘れないうちにと思って「怪物」とほか2本を絡めた感想を書いた。文章というか、構成力的なものが弱いなあと思ってる。特に映画の感想なんて他人のそれをあまり進んで読みたくないから、偏っちゃうんだなあ。

そういえば先週までに結論出てないとヤバイ案件がひとつあったな、と思い出して寝た。

6/5(月)

オザケンOASISを聞いて出勤。仕事はあんまり覚えてないけど懸念のヤバイ案件が杞憂に終わってすっきりした。研修中の新卒さんがこの日はほぼ外出していて、じゃあ自分出社しなくてよかったじゃん、と思った。結果、この週は毎日出社になる。

夜、フォロワーさんからDMが来てご飯でもどうですかとお誘いをいただいた。あまりそういうことをしなかったインターネットライフだったので困惑しつつ、断る理由も不信感もなかったので、二つ返事で承諾。

6/6(火)

ジェイムズ・ブラウンを聞いて出社。会社の最寄りに近づくまでどのアーティストもハマらなくてモヤモヤしていたのだけど、急にジェイムズブラウンが聴きたくなって「It's Too Funky In Here」を再生したらバッチリで良かった。その時々でベストな曲を探し当てたときにチューニングが完了する感覚、大好き。

仕事は覚えてない。新卒さんとお昼に行って色々話した。本当に人懐こい一方、なんとなくその術を後天的に会得して、意識してるんじゃないかな、と思った。そんな感じがする。こういう子の「飲みに行きましょうよ!」というのを真に受けてはいけない。オフィスでみんなで雑談していたところ、「離れた事業所の近くにあるお店が美味しいでしうよね、昨日連れてってもらいました」という話に、今度いわくもさんも良かったらみんなで行きましょう、的なことを言われて、「そうだね、みんなで行ってらっしゃい」と茶化しながら流した。その様子を受け、同期が「そうやってすぐ急に突き放すんだから・・」と言われ、なんだこいつ・・と驚いた。この同期、僕に対する解像度がかなり高い。この同期は出身大学やその辺のバックグラウンドが似ており、共感覚というところでも似通っている。かなり話しやすいし、どこに線を引くか、みたいな感覚も似てる。大学の仲の良い友人と話しているようで、心地よいな〜と思っている。

派遣社員さんがかなり危ういミスをしていた。たまたま僕が横で一緒に見ることで防げたけど、最初に問題なしと判断したその基準が未熟すぎてびっくりした。この件も同期に仕事のラインで愚痴ったら、強めに言ってくれるとのこと。正直、この同期と派遣社員さんは能力をはじめ人間としての何かに天と地の差がある。話して通じるのかな。

帰りはNagakumoを聞いて帰った。来月のライブどうしよう。

 

6/7(水)

引き続きNagakumoを聞いて出勤。一周してしまったので、Confidence Manの1stアルバムを聞いた。かなり影響を受けたアルバムなのに最近聞いてなかった。めっっちゃくちゃにかっこいいなやっぱり!

仕事は覚えてない。この日も新卒さんにつきっきり。かなり優秀で物分かりが良くてうちのチームにぜひ欲しい。でも彼女は別チームへの意志が頑なで、良いことだけど何を教えてんだろうなあ、と虚無な気持ちにもなる。この日もランチに行ったかな?もう何を話したか覚えてないけど、住まいのことやプライベートのことを聞くのがあまりにも億劫だ。相手の情報をいくら知っても自分には関係ないからいいけど、自分のことを聞かれて、その情報が相手にとって不都合があったらどうしようと思うと全部嘘つきたくなる。不誠実にはなれないので、自宅周辺のおすすめスポットとかそういうのを聞かれたときには必ず前置きで「僕はその辺住んでるけど休みの日はだいたい映画見てるからそこには基本いないか大丈夫だよ!」と釘を刺しがち。このマインド、本当にキモすぎる。

僕ともう一人年上の男性社員の二人でその新卒さんの面倒を見ているのだけど、三人きょうだいみたいに見えているらしい。新卒さんも楽しそうで良かった、ふたりのおかげだよねえ〜みたいな話になったので、全部もう一人の男性社員のおかげだといって逃げた。僕のこと褒めるの、もうやめてくださいほんとに。

退勤間際、上司と雑談していたところ話の中で「いわくもくんは物腰やわらかで女性的だから云々」とか言われた。ずいぶん直接的じゃねえか。人の個性を評価や好き嫌いに反映するほどリテラシーの低い人はこの部署にはいないから、別になんでもいいんですけどね。

この日はウォークマン使ってた気がする。アジカンの初期のアルバムとかを久しぶりに聞いてホクホク。

6/8(木)

とある案件が炎上していて、関連会社の社長やこちらの事業部長など、現場を超えたやりとりに発展している。中身は本当に些細なことなのだけど、要求をしている先方の担当者がモンスターすぎて、その上長も丸め込まれているというのが問題らしい。さらにこちら側の窓口もかなりポカーンとしたおじさんで、チーム全体が不安に思っている。そんなことが明らかになったMTGがあった。

仕事はそれくらい。夜、三茶で例のフォロワーさんとカレーを食べた。おいしかった。フォローしてくれたきっかけとか、お互いの仕事の話とか、インターネットと現実の境界が曖昧になった。なるほどネットの人と会うってこういう感覚なのか!、と。自分の勤め先(全くの他部署。)からその方の会社に仕事の依頼があったとかなんとかで電話取りましたよって言われたときはびっくりした。世間というか業界、狭すぎておもろい。

コーネリアスとオアシスをたくさん聞いた。どっちも新盤楽しみ。

6/9(金)

とあるMTGでおじさん社員が盛大なミスをしていることが発覚し、それを引き継いだ激情型社員さんがオンラインミーティング中にブチギレていた。一応社内だけどクライアントもいるんだからせめてMTG中はやめろ。一方、まったく同じことを同時に引き継いでいる自分はミスしていないわけで・・モチベーションの差でしょうか。能力の差でしょうか。励ますのも違うし、教えてあげるのも違うし。MTGに同席していた別の上司は終わったらそそくさと退席するし、説教タイムから逃げられず気まずかった〜

炎上案件もこのおじさんハンドリングなわけで、なんとなーくこの人って・・みたいな空気がチーム内に漂っているのを感じる。というか誰しも言わないまでも思っていたことが、色々重なってしまって喉から出かかっているのを感じる。おじさん、がんばって。

炎上を巻き起こしている他部署の社員、僕が新卒で別部署に入ってからずっとクライアントという位置でお世話になっている人で、多分この会社の中でもかなり付き合いは長い方。本当に狂ってる一面があるのだけど、その対処としてはただただ宥めたり電話したりするしかないのだが、現部署にはそういった温厚な対応ができる人がいないからという理由で、自分に白羽の矢が立った。関係ないだろ!そもそもおじさんが重要な案件に返信していないから炎上したんだし、部同士のやりとりなら部長が出て行けばいいし、なにより現場で一番この部署で歴が浅い自分が、ただなだめ役として向こうに出向いたとことで印象最悪だろ。そもそも半分冗談かと思っていたら割と本気だったらしく、いや、僕が出向くのは流石にないっしょ・・って言った。この案件は引き続きおじさんが対応するのだろうか。大丈夫かな。受け答えがずれまくってるけど大丈夫かなってみんな思ってるよ、おじさん・・

この日で新卒さんのうちのチームの研修は終了。とはいえ翌週から隣のチームなので引き続き話したりはする。他意はないとはわかっていてもすべておべっかに捉えてしまう自分が情けなくなるので、ちょっとだけ肩の荷が下りた。今週はたくさん新卒さんと話したけど、あんまり内容は覚えてないや・・「え〜すごいですね〜!」みたいな反応をされるたびに自分を卑下したり対象をすげ替えたりした。そんな会話が多く、正直疲れてた。新卒さんは何も悪くないし本当に(本当の本当に)素直で優秀だから、ぜひがんばってほしい。

ナイル・ロジャーズを聞いて帰宅。かっこよすぎ。週末は久しぶりに劇場で映画を見る予定がない。テニスラケット買いに行かなきゃ。

 

この週、あまり詳細を覚えてないや。