ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.29 2023/10/7〜10/13

1 思い出野郎Aチーム 16 scrobbles
2 Yin Yin 15
3 The Fur. 14
4 緩緩 Huan Huan 14
5 Kiki 13
6 tomoo 12
7 キリンジ 11
8 ぎがもえか 10
9 グソクムズ 9
10 Vini 8

もっと色々聞いていた気がする。Spotifyの新着情報がまとまっている場所を発見し、生活が潤った週。

10/7(土)

篝火1日目。keptさんの快進撃に心が躍った。あとはforの古豪が強くて嬉しかった。昼寝して、夜、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を観にいった。WB100周年記念の作品群、あまりグッとくるものがなかった。そして本作もその通りで、あまり好きではなかったなあ。生まれた時代的にしょうがないのだけど、ヴァンパイアはもうコスプレにしか見えなかったなあ。コワモテのブラピだとなおさら。でもキルスティンダンストがあまりにも可愛いし演技も上手だしで、そこはとてもよかった。あとラストは王道だけど好き。続編のあらすじがクソ映画すぎて逆に気になる。

ル・シネマのすぐ側で暴走車が事故を起こしていたと後になって知る。そういえば映画観終わったあと道路が封鎖されていたけど、そのせいだったんだ。ちょっと時間がずれていたら直撃してもおかしくないくらい近くにいたらしい。

10/8(日)

篝火2日目。普段見ないようなプレイヤーの動向をチェックしつつ、かになべ敗退あたりからいつも通りのメンツになったこともあり、その辺から適当に流した。夜、「アンチクライスト」を菊川の映画館まで足を運んだ。まだ1周年くらいの新しいミニシアターだったが、とてもよかった。ちょっと椅子は自分には合わないかな。クラファンの名前一覧に知っている人がいた。

映画の内容は、、ホラーとして100点、不快指数も100点、大嫌いだけど好き、そんな映画。非常に不快で、心臓が抉られるような痛々しさもあって、とても満足。満足というか、お腹いっぱい。かなり体力を使う映画だった。トリアー監督の一番狂った時期の作品かもしれないけれど、それでもある一定の秩序というか美学というか、完全に狂ったわけでもアート映画に全振りされたわけでもなく、しっかりエンタメとして構成されているのがさすがだなあ、と思った。これでトリアー監督のレトロスペクティブは本当に終わり(ニンフォマニアックとマンダレイドッグヴィルは見ていない)で、見たかったものを見ることができた。もし最寄りの映画館に回ってきたらニンフォマニアックは見てみようと思う。

いやあ、それにしてもキングダムの一挙上映しかり、今夏はトリアー監督をめちゃくちゃ見た。特段好きなわけではないはずなんだけれど、「奇跡の海」の清純さや、それこそ「アンチクライスト」の質量には驚くばかりだ。大声で好きというには憚られる監督ではあるけれど、この度レアな作品含めてたくさん経験できたのはとても価値のあることだなあ、と思っている。

10/9(月)

見逃した「ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック」を朝一で見た。これは最高です。特に深掘りできるシリーズの知識はないけれど、スパイダーバースに全く負けないくらいの、クリエイティビティがもたらす無限の可能性に涙した。感動ものではないのに涙がボロボロでる、そんな作品。大好き。まさかの続編があるとは。正直、これはこれで終わって欲しかった。サントラをたくさん聞いた。

その後恋人と合流して「シアター・キャンプ」を見た。冒頭でモキュメンタリーだと明かされ、早速期待を裏切られた。そして本編もずっとブラックコメディで、ずば抜けて明るいミュージカル作品かと思っていたから、いい意味で期待を裏切られた気分だ。胡散臭い売れない役者やスピリチュアル系、怪しいビジネス集団なんかをネタにしまくっており、それが声を上げて笑っちゃうくらい面白かったんだけど、感想で取り上げて笑うのは節操ないかな、と思って恋人にはすこし伏せておいた。案の定、彼女はポジティブなシーンが印象的だったようで、ものの見方が正反対でおもろいな、と思ったりした。自分はこういう、人を「あるあるネタ」で小馬鹿にするようなユーモアが好きなんだな・・

その後スシローに行った。回転寿司チェーンに行ったことがない自分の発案だ。思ったより美味しかったけど、想定の範囲内の味だった。その場の空間が、資本主義の縮図という感じがした。普通に飲食店としての居心地はあまり良くないかもしれない。ベルトコンベアに流されて餌付けをされている気分。しかし寿司、いつどこで食べても美味しい。

土日でクタクタになっていた恋人の様子が気になった。平日も終電を逃すくらいの激務らしいし、週末も友人や家族や会社など、社会の営みをこなすのにが忙しそうだ。そんな中象牙の塔にこもる自分にも会ってくれるなんて、無理をしているとしか思えない。自分に会うという予定が彼女の生活の重荷になってはいないかと、非常に不安な気持ちになる。仕事ばかり、友人との予定ばかり、と自分を最優先にしてくれないことに不満を感じる世の中のカップルは大勢いるだろうけれど、自分は真逆のようだ。自己評価が低いなあ。しかし、事を急く気持ちが全くなく、相手のペースに任せられるのもまた、自分の長所か。

すこし早めの解散。帰宅してからのことは覚えていない。

10/10(火)

出社。新曲を聞いてない。海外案件がトラブル続きで非常に困っている。時差のせいで早めの退勤ができない。あと国内の取引先との交渉もボロボロすぎてかなりストレスだった。英語のメールが上達している気もするが、誰も指摘してくれないだけでめちゃくちゃなのかもしれない。わからない。週末に作った炊き込みご飯が残っており、おにぎりを作って持っていった。お昼時は天気もよく、公園でのんびり食べていたら心が安らいだ。しかし公園内、遠目に同僚が見えたのでそそくさと退散し、小心者だなあと自己嫌悪した。

この週は帰宅してからも就寝前に海外からのメールをチェックして返信する日が続く。

10/11(水)

ウォークマンで出社。帰りはThe Fur.(新曲本当にたのむ)とKIKI。この日も忙しかった。夕方、海外の人とのミーティングに経験として参加させてもらった。全く参加する意味がなかったので辛かった。その後も残業した。帰宅して鶏肉とオイスターソースの炒め物を作った。だいぶ前に買ったズッキーニがめちゃくちゃフレッシュで笑った。保存方法が正しかったのだろう。

10/12(木)

久しぶりの在宅勤務。在宅勤務、やっぱりしちゃダメだな。面倒だけど仕事が忙しいときは用がなくても出社すべし。夕方から夜にかけてはめちゃくちゃ頑張った気がする。この日も鶏肉のオイスターソース炒め。おいしすぎ。

今更「シックス・センス」を見た。シャマラン監督、どうしちゃったんだ一体。今まで全くハマった事なかったのに、彼の出世作、こんなに面白かったんだね。

Spotifyの新曲の場所を突き止めた。YinYinとHuan Huanをたくさん聞いた。VaundyとCory Wongのコラボってどういうこと。コラボを実現したプロデューサーの鑑識眼すごいな。就寝前、ふとアンジェラアキのことが気になった。小学生のとき母親がずっと流していた1stアルバムを聞いた。「心の戦士」のイントロ、かっこよすぎるだろ。なんとなくwikiで来歴を調べたら超ハイスペックかつ努力家で、凄すぎる人だとわかった。

10/13(金)

出社。仕事頑張った気がする。メールを未読のままにすることでタスク管理をしているのだが、それがゼロになった。このテトリス感覚好き。しかしまだまだ山積み。別チームの新卒さんとすれ違ったとき「今日のその服装、好きっす!👍」と言われ、あまりの人懐こさに小癪な・・!と思いつつ、ちょっと嬉しくなってしまった。新作の映画を見たかったが間に合わず、埋め合わせに家系ラーメンを食べて散歩して帰宅。

 

明日は「宇宙探索編集部」を観てテニス。中国のオカルト新作、超楽しみ。日曜は「月」「ヨーロッパ新世紀」を観る。テニス翌日のユーロスペースだから腰が不安。この先週末にアンチクライストタートルズ⇨シアターキャンプと見て、9月に失われた映画欲が倍増して戻ってきた。平日も忙しいから休日は無限に見ていたい。でもしっかり休まないと。10月後半は鬼のような新作ラッシュが続く。楽しみだあ。。