ハイボール・ハイライツ

ハイボールを飲みながら、気になるコンテンツのハイライトを。

音楽と週報 vol.41 2023/12/30〜2024/1/5

1 Thee Michelle Gun Elephant 63 scrobbles
2 Round Table 11
3 tomoo 9
4 吉澤嘉代子 7
5 Attwenger 6
6 Cajun Dance Party 6
7 mihimaru GT 6
8 The Wisely Brothers 4
9 ぎがもえか 4
10 くるり 4

 

帰省中はあまり聞かなかった。それ以外はずっとミッシェルを聞いていた。

12/30(土)

前日の忘年会で体力を消耗しきってしまったので、お昼頃起床。そのまま週報を書いたりした。夜、「ストレンジ・リトル・キャット」を観た。「ジャンヌ・ディエルマン」の現代的解釈といった映画だった。

書きためていた23年新作映画をブログに起こした。

それ以外の記憶が何もない。のんびり過ごしていたんだと思う。

12/31(日)

実家に帰った。日帰りもできるくらいの距離だけど、都心から少し離れるというだけで一気に街の造形が鈍く見える。母親の料理は相変わらず美味しくてうれしい。仕事の調子のことを話した。映画の話になって、父親がPERFECT DAYSをみたい、小津安二郎が好き、ということを教えてくれた。そういう会話をもっと小さいころにしたかったんだけど、10代のほぼすべてを単身赴任のため父親がいない状態で過ごしたのを少し惜しく思った。親子の仲もそうだけど、夫婦の仲が最悪だった家庭環境で思春期を過ごしたあの辺の記憶、ごちゃごちゃしている。

ちょうど録画してあったという「東京物語」を父親と一緒に見た。23年映画納め。笠智衆がかっこよすぎて、泣いた。

実家では常にテレビが付いていて、バラエティ番組を全く面白いと思えなくなったと改めて実感した。日付が変わる前に寝た。

1/1(月)

おせちとお雑煮を食べた。23年公開映画ベスト10のブログを更新した。地震が起きたときは、母親と「チャーリング・クロス街84番地」を一緒に見ていた。途中で寝た。母親はなぜこの映画をみたいと思ったんだろう。

地震が起きたことに気づかなかったが、ツイッターの様子等でだんだんと事態の深刻さがわかっていって嫌だった。暗いニュースが起きたときのツイッターの雰囲気が嫌いすぎる。何処の馬の骨かもわからない人たちのツイートがうるさいんだよなあ。黎明期からツイッターをやっていたので、昔は災害関連も含めてこんなにギスギスしていなかったよね。

確か日中、小学生のとき仲よかった同級生が実家の前を犬を連れて散歩していて、軒先でタバコを吸っているところお互いを認識して挨拶した。結婚して、家も買って、犬も飼って、順調ですなあ。でもこんな町によく住めるな!不便な沿線の最寄り駅まで徒歩20分ですよ!?コンビニ行くにもそのくらいかかるのに!

それと、横浜の海の方まで家族でドライブしにいった。一人暮らしをはじめてから親との距離感が絶妙で心地よい。やはり近すぎたんだなあ。

夜、「ミーガン」を見た。やっぱりあまり面白くなかった。こういう雑に見るのに最適。

1/2(火)

なにも覚えてない。。夜、すき焼きを食べた。美味しかった。

夜、「女王陛下のお気に入り」を見た。ランティモス先生の長編で唯一見ていなかった。ああ、「哀れなるものたち」が楽しみすぎる。

姉・甥っ子とビデオ通話したりした。甥っ子が名前を覚えてくれた。1日中暇だったなあ。

1/3(水)

昼から「ポトフ 美食家と料理人」を見にいった。24年にこぼれてしまったけど、これは23年のベスト10に入るくらい好みだった。同監督作品の「ノルウェイの森」を見たときは当時高校生で、彼女と一緒だったのを覚えている。自分は「トロン」を見ようと言っていたのに、彼女のすすめ?で見たのも覚えている。官能的な作品だったし、脈絡も何も理解できないままだった終映後、二人して難しかったね、と言ったことも覚えている。お互い雑なおつきあいをしたと思っているけど、彼女、元気かしら。

市街地の方に出たので、自分の殻を破ってみる、生き方の可能性を探ってみるという目的で風俗店に行ってみた。高いお金を払ってまで、という損得感情は特になかったけど、すべてが虚構の空間でそんなことをされても、と相手をしてもらっていた間もずっと上の空で落ち着かなかった。ずっと冷めていて「え、イカせるから・・」と教科書通りのような猫なで声を聞いて、気持ち悪くてぞわっとした。結局最後も自助努力。「奨学金返さないといけないんだよね・・」とか聞いてもないことも話され、まんますぎてちょっと笑ってしまった。リピートするため、リピートされたいために風俗店にいる自分をキャストもゲストも演じていて、それも楽しいのかなあ。みなさん演技が上手です。

恋愛できない上に性欲があるものだから困っていたけど、お金を払ってサービスされても全く満足できないことがわかった。学生のころ連れていってもらったこともあったけど、あの当時はまだ人生がここまで暗いものだとは思っていなかったな。そろそろ本気で諦めた時の人生を考えるようにしなければ思っていて、その場合の性欲との付き合い方も避けては通れない。性欲が弱いという自覚は特にないけど、関係性がゼロの状態で見ず知らずの人としても自分は満足できない、ということを知った。自分をないがしろに扱ってしまわないためにも、これはとても良い気づきではないでしょうか。トイレでめちゃくちゃに手を洗ったし、家でお風呂に入ったときもいつもより丁寧に体を洗った。なんか潔癖化していないか、自分・・

アプリでマッチングした人との会話も虚構だった。中身がなくて、無味無臭すぎる。

1/4(木)

お昼にピザーラを食べて、少し休んで世田谷に帰った。実家からおすそ分けしてもらった高い牛肉でカレーを作った。

「リトル・ジョー」を見た。カンヌの女優賞を獲った作品なのにあまり話題になっていないな。BGMがとにかく怪奇なのが一番印象に残っている。エンドロールの曲もかっこよすぎて、見終わった後いろいろディグって見つけることができた。

1/5(金)

仕事始め。自分は有給を取っていた。にも関わらず、チームメンバーが同じく全員有給を取っていたため、急遽自分の案件の年越しトラブルを対処するために午前中に出社。前の部署だったら有給だろうがなんだろうが年中無休かつ自由な働き方でやっていたけど、さすがに現部署でそれをやる人はいなさそうだから、緊張した。上司にこっそり今日有給なんで・・と伝え、トラブルシューティングを済ませてお昼すぎに退散。

その足で「ミツバチと私」を見に行った。主演の子、すごいなあ。実際8歳の子供が自分の性別で思い悩むことってあるのかな?あると思っていた方が良いね。途中寝たけど、良い作品だと思う。でもスペインの映画ってなんとなくプロットがぶつ切りになっている印象がある。行間が離れている時がある。

スタバの店員さんが聾唖?の方だったのか、注文を指差しでしなければならなかった。最初は全く気づかないで喋ってしまっていたことにちょっとばつが悪い気持ちに。「ミツバチと私」でも同じだけど、初対面の人間全員に対して、すべての可能性を考慮したコミュニケーションを試みるのは不可能ですよね。どうしたものか。

帰宅して肉じゃがを作った。おいしい。ずっと見ようと思っていた「それでもボクはやってない」を見た。140分ほどある作品なのに、全く長さを感じさせなくて、緊張感やリアリティをまじまじと感じられてとても好きだった。役所広司って本当にいいな・・・!!あと田中哲司の顔面が好きだと気付いた。

 

3連休、あまり新作も旧作もラインナップが充実していない。